「袖を通したとき言葉にならない感動がこみ上げる服」百々千晴が推す【ザ・ロウ】の名品3選

最近、＂仕立ての美しい服＂が持つパワーに惹かれる40代が増えているんですって。スタイリスト百々千晴さんもそのひとり。変に気負わず、いつもの感覚で選び取りたいから、最新作の中から彼女が手に入れたいと思うものだけをピックアップ。

「これはもう由衣さんの姿を見てもらえば言葉はいらないくらい。めっちゃ可愛いんです。こういうドレスがサラッと着られる女でいたい。それに着たいと思うときに探しても出会えない服だと思う。リネンのラフな質感、切りっぱなしの裾、仕立て途中のような背中のデザイン、中にはコルセットのようなビスチェが仕込んであってボディラインを綺麗に整えてくれる。大人のドレスアップは“THE”ってものを着るよりも、こういうのを選んだほうが絶対におしゃれ。誰かガーデンパーティとか呼んでくれないかな（笑）」

「究極の“用の美”を体現するザ・ロウのコートは、袖を通したとき言葉にならない感動がこみ上げる品。歩きやすいようバックスリットが大きく入っていたりと、長く着続けたくなるような愛着の湧く心づかいが細部まで。カシミアが少し混ざったコットン素材は、軽くて柔らかくて、ふわっと包み込まれるような感覚に」

「何度、今回は“欲しい服”を紹介する特集なんだけど、と言われても譲れなかった一目惚れのTストラップシューズ。フラットでスクエアトウというモダンさが本当に好みです。コートに合わせてはきたい」