梅雨は「天然素材」がイイ! ポロシャツで劇的に洒落る吉岡レオさんの小物テクは必見【メンズ服に学ぶ】

コールマンのウエストポーチがバックスタイルの絶妙な外しに
スタイリングをワンランク上に導く、センスの光る小物づかいが天下一品!
「梅雨スタイル」とオーダーしたはずなのに、吉岡さんの着こなしは全然梅雨っぽくない(失礼! )。その意図を聞いてみると、「あえて天然素材にこだわってみました。もちろん吸湿性や撥水性に優れた機能素材もイイですが、なんだかんだ天然素材も機能的だし、何より肌なじみがよくて着やすいんですよね。なので、ここ数年は梅雨でも天然素材を愛用しています。ちなみにポロシャツはコットン素材のカノコ、スラックスはヴィンテージのウール生地をセレクトしました」
スポーツとクラシックをミックスしたスタイリングも目をひきます。「夏は着こなしが軽くなるので、ストライプのスラックスで重厚感を持たせました。とはいえ、やっぱり軽さも欲しいので、ポロシャツは淡いピンク、さらにはツヤ感のあるシルクスカーフで軽さも意識しています。そしてこだわりはウエストポーチ。最近はファッションで遊びたいと思っていたので、こういったハズしアイテムを取り入れるのがマイブームなんですよね。そもそも服を装うって楽しいことなので、いかに梅雨を楽しく乗り越えるか考えた結果、こういった着こなしになりました! 」
ビルケンシュトックのボストンは、なんと自分で落書きしたそう。「なんか楽しいことしたいなと思って、最初は左足から書いていって失敗。右足はちゃんと書こうと、SNSなどでよく見かけるメイク前とメイク後を表現してみました。これは成功したので左足に戻ったら、また失敗して中途半端な状態に(笑)。梅雨にはトゥマッチなシューズかもしれませんが、かなりはき込んでいるので雨の日もガンガンはいちゃいます。逆にもっと味が出て、さらにイイ感じになるかもしれませんしね! 」
梅雨とか関係なく、いつでもファッションを自由に楽しむ。そんな吉岡さんのマインドって、すごく素敵だなと思いました。そのマインドは着こなしにも表れていますし、特に腰まわりのスタイリングは女性も参考になるはず!
色づかいが美しいピアスは、吉岡さんのおばあさんから引き継いだモノだとか。なんだか素敵♡
失敗して中途半端な左足のおかげ(!?)で、どこかアートのような雰囲気が漂います
ウィズダムツールのポロシャツとスラックス、ユーズドのキャップ、マイスドロートーキョーのメガネ、カサブランカのストール、コールマンのウエストポーチ、ビルケンシュトックのシューズは吉岡さん私物
Profile
よしおか れお/フリーランスPR・ディレクション・スタイリスト
ユナイテッドアローズのバイヤーを経て、25年に独立。オーダーメイドスーツ【Wisdom Tool】のPRを軸に、さまざまなブランドのディレクションやスタイリストなど幅広く活動中。最近は自身が手がけるUSED ECサイト「珍装百貨ヨシオカ」が満を持して始動。
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text:KYOKO CHIKAMA