FASHION

洒落る眼鏡選びの新常識。
実は玄人向け「ブラック」カラー。
上手に使いこなしてモードな印象に!

顔の印象を大きく左右する存在である「眼鏡」。自分に本当に似合う1本を見つけられたらきっと、「センスのいい人」に一歩近づけるはずです。そこで、眼鏡選びの達人を召喚。国内外のアイウェアブランドを展開する「EYETHINK HIROB」のコンセプターである三島正さんに、私達の思い込みを覆す、目からウロコの眼鏡選びのメソッドを教えていただきました。今回は、実は選ぶ側のセンスが問われる玄人向けのカラー「ブラック」の眼鏡をご紹介します。

【BLACK】

だて眼鏡として1番最初に手をのばしがちなブラックフレームですが、実は選ぶ側のセンスが問われる玄人向けのカラー。一歩間違えると“自分”より“眼鏡”の印象が目立って全体のバランスがイマイチに。しかしリスクが高い分、上手に使いこなすとモード感がぐっと増して洒落た顔に見えるので、ぜひトライして!

上から順に:モードの帝王、ムッシュ サンローランが愛用していたような、ブロウラインがストレートになったビッグサイズのフレーム。¥47,300(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ/ケリング アイウエア ジャパン カスタマーサービス)、ボリューミーなシェイプが特徴的なサヴァージュ。ブランドのなかでも細身に仕上げたフレームは、きゅっと上がった目尻がフェミニンな印象。¥46,200(サヴァージュ/プライベート アイズ アンド トラッカーズ)、1957年に登場したモデル〈キャラバン〉から、モダンに進化を遂げた〈ニュー・キャラバン〉が登場。フレームにはヴィンテージを思わせる彫金が施され、華奢なフレームながら抜群の存在感を放つ。¥23,100(レイバン/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、アクセントに施されたゴールドのヒンジパーツが、個性的なサークルフォルムにエッジーさをプラス。¥8,800(JINS)、細部に施された彫金や、メタルフレームの外側にプラスチックのパーツを配したリムなど、ブランドの神髄を体現した至極の1本。¥39,930(オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、シャープなラインと、フレームにはネジを1本も使用しないなど、その徹底的に無駄を排除したミニマムな作りに、業界内でもファンが多いマイキータ。まるでなにもかけていないかのような軽さには、きっと驚くはず。レンズが小さめだから、マスキュリンすぎないのも◎。¥86,900(マイキータ|ライカ/マイキータ ジャパン)

おしゃれ業界人の
ブラック眼鏡を取り入れた
スタイルをチェック!

LʼAppartement MD・西川知子さん 「主張のあるデザインながら、ベースはブラックだから、どんなスタイルにもはまるエマニュエル・カーンの眼鏡。同ブランドの眼鏡チェーンはジュエリーライクに仕上げてくれる優れもの」

着用ブランド:EMMANUELLE KHANH

MUSE de Deuxième Classe 丸の内店 ショップスタッフ・黒岩 彩さん 「ぐっと印象を引き締めたいけれど、強めな印象にならないように、ボリュームがありながらも、リムが曲線的で細めなものをチョイスしました。アイコニックになり過ぎず、デイリーにもかけやすいのでお気に入り」

着用ブランド:BOTTEGA VENETA

Creative Project, Inc.プレス・下島麻子さん 「久しぶりに一目惚れして購入した、アキラアンドサンズの眼鏡。ぷっくりとしたフォルムのウェリントン タイプはなかなか見かけないので、この眼鏡に合わせたコーディネートを考えるのも楽しみです」

着用ブランド:AKIRA & SONS

EYETHINK HIROB
コンセプター・三島 正さん
初めて渡英した際に訪れたアイウェアショップに感銘を受け、イギリス人ファッションデザイナーの下でクリエイティブデザイン等の経験を積む。その後友人とアイウェアセレクトショップを立ち上げ、近年は国内外のアイウェアブランドのディレクションや、ベイクルーズ初のアイウェア専門のセレクトショップ EYETHINK HIROBのコンセプターを務める。

【SHOP INFO】
タイムレス、エイジレス、ジェンダーレスをキーワードに、その人のスタンダードになりうるアイウェアを提案するセレクトショップ。2022年春には名古屋PARCO店もオープン。シーズン問わずセレクトされたラインナップには、貴重なアーカイヴアイテムも。

「EYETHINK HIROB 新宿フラッグス店」
住所:東京都新宿区新宿3-37-1 2F TEL:03-5361-7004
「ベイクルーズストア名古屋 EYETHINK 」
住所:愛知県名古屋市中区栄3-29-1 名古屋PARCO南館 1F TEL:052-211-9316

いかがでしたか? 次回は、日本人のスキントーンにマッチする「ブラウン」のおすすめアイテムと、おしゃれ業界人の眼鏡を取り入れたスタイリングをご紹介します。

photograph: SHO UEDA(still) / styling:MOMOKO SASAKI

otonaMUSE 2022年9月号より

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