「大人のメイクは盛るのではなく整える」梨花さんと美容家・石井美保さんの【推しコスメ対談】

メイクは年齢と共に手放すもの。必要となるものが入れ替わる
石井さん(以下、石) 梨花さんは、私の20代のアイコンだったんです。前髪の流し方やファッション、ポーチの中身まで、いろいろ参考にさせてもらっていて。最近はYouTubeも拝見していて、美容熱が高まっているのを感じていたので、楽しみにしていました。
梨花さん(以下、梨) やだ、嬉しい。私も石井さんのSNS、よく見てますよ。メディアに出るときのメイクはご自身でされてるって本当?
石 はい、メイクはセルフです。メディアで紹介するアイテムも、実際に使ってトキメキを感じたものだけに絞っているんです。
梨 だから説得力があるんですね。
石 今日は、梨花さんが好きそうだなと私なりに考えた、大人がやり過ぎ感なく整えて輝けるメイクアイテムを選んできました。
梨 私たち、見た目のタイプは違うけれど、好みはかぶってるかも。DIORのチーク(1)やパウダー(2)は、私も持ってます。ベースメイクのアイテムが目立ちますね。
石 大人のメイク=盛るではなく、“整える”ことだと考えていて、特にベースは目的に応じてアイテムを緻密に使い分けるのが大事だと思うんです。
梨 分かります。血色感をベースメイクの段階で仕込むほうが断然自然に仕上がるから、チークやハイライトは、私もベースメイクの一部!
石 例えば、大人の顔は、頰から血色がなくなると一気に表情が沈んで見えるんですよね。可愛く見せるというより、生命感を出すために必要。あと骨格補整にも。
梨 チークで骨格補整ですか?
石 年齢を重ねると頰の位置が下がってくるので、チークを高く入れることで錯覚して見せられるんです。DIORのリキッド(1)は、たるみ毛穴もふんわりぼかしてくれる効果もあって、本当に優秀。
photograph:YASUTOMO SAMPEI styling:SAKURA SHIROOSA[kind](ISHII), hair & make-up:MAMI NUMATA[ilumini](RINKA), hair:YURI MIYAMOTO(ISHII), model:RINKA, MIHO ISHII, edit:HIROKA AMANO
otona MUSE 2025年10月号より
EDITOR
37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。