真冬も汗かく暖かさ。ATONのニットカシミアをあなたは持っていますか?【編集Yのガチ買いアイテム】
「エイトンバカ」と呼ばれて数年。でもあのカシミアはみんな買ったほうがいいよ!
いや~~~、本格的な冬将軍きましたね。東京も真冬の寒さになりました。ここから3月くらいまでずっと寒いですからね。意外と長いんですよね、冬着の期間って。今年の冬は何を着る予定ですか。もう揃ってますか?
ATON(エイトン)というブランドをご存じですか? 日本のブランドです。アルファベットの最初から最後までのA to Zならぬ、ひらがなのあ~んまでを意味するA to Nがブランド名の由来だそうですが、ブランド名とかは今日はどうでもいいんです。私は、otonamuse.jpに来てくれたあなたに軽やかにこの冬を乗り切ってもらいたいのです。正直、春も夏も秋も冬も「1日1エイトン」は基本的にクリアし続け、友人から今日はどれがエイトンなの?と問われると「コートとスエットと、あ、中に着てるTシャツもそうだね」と即答できる日々がここ数年続いています。あ、これPRではありません。ただ45歳の女性編集者が、東京の片隅で自主的に愛を叫んでいるだけなのです。
2016年にスタートしたユニセックスブランド、と呼んで差し支えないかと思います。一応WOMANとMANに分かれていて別のアイテムはあるんですが、Tシャツとかスエットとかサイズが02(女性用のMサイズくらいですかね)、04(男性用のMサイズくらいですね)、06(男性用のLサイズでしょうね)まであって、別に女性が06を着ても怒られないし、細身の男性は02を着ればいいじゃないですか。アイテムによっては00(Sかな? 女性用のSなのかな?)もありますし、私は3というサイズのパンツも持っていたりするので、サイズのことは多少謎は残っています。女性ものは大体01か02のサイズ展開が多いですね。
で! 私は毎年、オトナミューズの誌面でもうちの社員にも、冬になると買え買えとしつこく申し上げてきたアイテムがあります。そうです。カシミアニットです。
縫い目がないファーカシミア。本当に、ぬくい!
まあこれが暖かい。本当に暖かい。小汗かいちゃう。っていうか小汗かいてる、いつも。正直、クルーネックのカシミアニットは価格改定がありました。これまで使用してきたカシミアからより長い時期着られるよう、薄く繊細な糸へ変更したからだそうです。着用時の美しさも改良されているそうです。クルーネックニットはもちろん軽くて暖かい。可愛いんだけど重いニットのせいで、肩が凝って……なんて「何言ってるかちょっと意味分からないです」の世界。編集部でもこのクルーネックニットを所持している人は多いです。しかし、
本当に悪いこと言わないからカーディガンタイプにも手を出してほしいんです。ショートカーディガンのほうで結構。中に夏から愛用しているお気に入りのTシャツに、これ羽織るだけで立派な冬の装いになっちゃうんだから。なんなら暑いんだからホントに。ボタンもついてないニットカーデに6万円って、私の金銭感覚は小市民なので一瞬、いえ、基本的に「う!」って思いますけど、あんまりにも活躍するもんだから「これはもうモトは完全に取れてるわ」と、買い足して黒と青と茶をぐるぐる着てます。
ゾンビか⁉ ずっとへたらないスエット
で、もうひとつ「収集家か?」の勢いで揃えているのがスエット。しかもなぜか白いスエットです。正直他の色も多少は持ってるけど、なぜか白だけアホみたいに増殖してきたんです。こちらも02、04、06のサイズ展開しているものが多くて、通い始めたころは素直にレディスのサイズよねって、02のフーディとか買ってたんです。これがギッチギチに編まれているであろうスエット素材なもんだからあなた、形が崩れないし、着るとフードがしっかり立つんですよ。横から見たらこれよ、これ。
この写真ガチです。モデルが着てる撮影だからこうなったんでしょ、じゃなくて、ガチでこういうふうにフード立体的にできます。大きいフードがついてくる着姿って、可愛いんですよね。で、「私は女性としては大柄なんだから、サイズは04でもいいんじゃないか」と04を買ってちょうどいいねと思い、「オーバーサイズも可愛いんじゃないか?」と06を買ってあーらくちんと思ってヘビロテしてます。しかも知ってます? ギッチギチの、多分最初からあるガーメント ダイ ウラケってシリーズのスエットとは別に、ゼロ ツリ ウラケってシリーズもあるんです。こっちは、ふわふわ。正直に言うと、一回誤って知らずにふわふわの06を買ったんです。したらあなた、最高じゃないの。ふわふわでも全然暖かい。去年も真冬も着てました。
私は一応ファッションも担当していてこういう仕事をしているので、ありがたいことに展示会で新作を拝見することもできますし、たまにサンプルセールというものに声をかけていただけることもあります。正直そういうタイミングで買ったこともあります。エイトンのアイテムは決して安価な部類には入らないと思います。¥3,000でも可愛いスエットが買える日本で、10倍するスエットがしれっと売られているわけですから。ただ申し上げた通り、私はエイトンバカです。「どうせモトが取れるくらいアホほど着るんだから欲しいと思ったら定価で買ってもぜんぜん安いんだよ」と真顔で言いながら普通にネットで買ったりしていて、編集部ではもちろん、エイトンのスタッフの方にも「Yさんはもうエイトンは買わなくても十分着て過ごせるくらい持っていると思うんだけれど、まだ買うのかな?」的なことを問われることもあります。
ですが、先日エイトンのディレクター、久崎さん(私にとってはそろそろ神)にトレンチコートを持っていないことを知られてしまい、「あー……、(好き好き言ってるのに)まだ持ってないですか、意外ですね」と驚いた表情をされ、ソッコー買いました。ブランドデビューのころから人気の、100年前のトレンチコートをモチーフにしているという、オーバーサイズのアレを!
バサッと羽織るの、ここのトレンチコートは
これも多分02と04と06があります。00もあるかもしれない。迷いましたけど04でいいんじゃないかと購入(※私は身長が168㎝くらいある大柄です)。正直、私にとってトレンチコートって、衣類の中でもひときわ、よく分からない存在だったのです。トラッドアイテムの代表でありなんていうんでしょう、清潔感のある、品のある人が着るイメージで。こう、どちらかというと攻めて生きているアクション大きめな私(要するに、粗雑)なんかが着るのは失礼なんじゃないかと勝手に思っていて。あと、いつ着んの? だって冬は寒いからダウンとかウールのコート着たいしさー、最近、日本には秋がないし。結構ギリギリまで暑いから着るタイミングないじゃん、その割になんか高いし、と思っていたんですけど。40数年なにを見て生きてきたんだろうと人生を省みてしまいました。思ってたよりあったかいんだねえ! 今年の11月あたり、大活躍でした。
こうやって、信頼しているブランドがあると、服そのものに教えてもらえることもあるんですねえ。おしゃれって楽しいなあ。ともあれ、オトナミューズではたくさんの素敵なお洋服を紹介していて、日々出会いがあり、まだまだ勉強することがいっぱいあるんだなあと感じていますが。冬のエイトンではカシミアニット買ってください。多分年明けもお店には置いてあるみたいです。寒い、冬の衣料は重い、ツラいと下を向きそうになったら、エイトンに行ってえいやっと1枚買ってみてはいかがでしょう。軽くてぬくぬくでそのうち小汗かいて、しょんぼりしてる場合じゃなくなりますよ!
otona MUSE Y