「新品も年月をかけて自分だけのヴィンテージに」バイヤー幸 佳代子さんのブランド品との向き合い方

確固たるスタイルを確立しているおしゃれ業界人たちの、ラグジュアリーブランドとの向き合い方を教えてもらいました。歳を重ねて変わったことは? マイスタイルに欠かせないものとの出会いは? 選んだアイテムはもちろんですが、お買い物をする際の心意気も参考にしたい! L'Appartementバイヤー・幸 佳代子さんのお話をどうぞ。
L'Appartementバイヤー・幸 佳代子さん
スタイルにマッチするものを
タイミングが合ったときに
ベスト¥50,600(リジエール)、デニム¥35,200(グッド グリーフ)、シューズ¥148,500(ポール アンドリュー/全てアパルトモン青山店)、Cartierの腕時計、MARK CROSSのバッグ、GOOD GRIEF!のキャンバスバッグ、GUCCIのサングラス、mara cariのブレスレット、その他は本人私物
L'Appartementバイヤー・幸 佳代子さん
ドゥーズィエム クラス、アパルトモンの販売から店長職を経て現職のバイヤーに。世界中から選りすぐりのアイテムを買い付ける忙しい日々を送る。サングラスがチャームポイント。
「ラグジュアリーブランドのアイテムを購入する際は、今の自分自身にしっくりくるかを重要視していて、スタイルに浮いてないかな? 背伸びしすぎてないかな? などの感覚を大切にするようにしています。いつも意識しているのは、モダンとクラシックのバランス。あとは、この先何十年も変わらずに愛でられるものが欲しいと思うようになりました。歴史を感じさせる味のあるヴィンテージを楽しむように、新しく手に入れたものも、年月をかけて自分だけのヴィンテージに昇華させたいなと。今狙っているアイテムは入手困難なものも多く、自分にとって手に入れられるタイミングが来るのを待ちたいと思っています」
「腕時計やバッグのキャメルをメインにした、品のあるトラッドテイストは永遠に好きなスタイルです」
photograph : KAORI IMAKIIRE(model), SPOTLIGHT
otona MUSE 2024年8月号より
EDITOR
37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。