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近間恭子

近間恭子

【メンズ服に学ぶ】ハンパ丈ショートパンツに柄シャツ……宮本哲明さんのバランス感が洒落てます!

インド刺繍と第一ボタンの金具もゴールドでリンク

上品さとカジュアルさの
ミックス感も秀逸!

難易度の高い柄シャツを、絶妙な丈感のショートパンツでカジュアルダウンさせた着こなしを披露。「ユーゲンのバンドカラーシャツは1940年代のイギリス軍のシャツをベースにしたもの。別売りのデタッチャブルカラーでクレリックシャツにもなるのですが、今回はデタッチャブルカラーに付属する金具を第一ボタンに使用しました」

 

その金具に合わせて、メガネや時計といった小物もゴールドで統一。それでいていやらしさを感じないのは、ショートパンツやインナーのTシャツでカジュアルダウンさせているから。「最近はこの丈感のショートパンツにハマっていて。一見すると難しい丈感ですが、少し長めのソックスだとラフになりすぎず好バランスに仕上がります。また、足元はスニーカーではなく、レザーシューズで上品さをプラスしています」

 

「柄シャツを1枚でサラッと着たいところですが、それだと色っぽくなりすぎてしまう。少しスポーティな印象を持たせるために、褪せ感のある黒Tをインしました。さりげなくレザーシューズと色リンクさせているので黒Tが浮くことなく、逆にスタイリングにこなれ感とメリハリをつけることができるんです」

 

主役は柄シャツだけど、それ以上に脇役(小物)の存在感が際立つ宮本さんの着こなし。男性ならではの色リンクやバランス感などは、ワンランク上のおしゃれも叶えてくれるので、ぜひ取り入れたいところ。

 

メガネもさりげなくゴールドをセレクト。シルバーのメタルフレームに比べると、肌に馴染んで柔和な印象

1990年にセイコーが女性クリエイターたちと作り上げたライン「SEIKO LE VENT(セイコールヴァン)」。宮本さんはファッションデザイナー、横森美奈子さんのモデルを愛用中

足元はレザーシューズで品よく。ショートパンツとソックスとのバランスにも注目を

ユーゲンのシャツ、古着屋で購入したワイズのショートパンツ、ヴィンテージのTシャツ、ヒルトンクラシックのメガネ、セイコーの時計、ビブソックスのソックス、スーパー8シューズのシューズ

Profile

みやもとてつあき/MIYAMOTO SPICE代表

1983年生まれ。セレクトショップで販売・広報を経験した後、独立してMIYAMOTO SPICEを立ち上げる。ショールーム兼ショップ【ブランデット東京】も運営し、さまざまなPRや販売を担当。さらにジャケット専業ブランド【ジャケット】を手がけたり、レストランでスパイス料理の修行を行うなど、「ブレンド」をテーマに活動している。

 

ブランテッド東京のインスタグラムジャケットのインスタグラム第2回目の【こなれテクはメンズスナップで学ぶ】はこちら

text:KYOKO CHIKAMA

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近間恭子

WRITER&EDITOR。メンズ・レディースのファッションを中心に雑誌やWeb媒体、ブランドのコンテンツ制作などに携わる。旅とお酒(無類のビール好き♡)が趣味で、最近は日本人にあまり知られていないアジアの島に夢中。

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