細見えは「モンベル」着まわすなら「ユニクロ」!【試着レビュー】人気ブランドのインナーダウン5選
季節外れの暑さだと思ったら、急に冬本番の寒さになったり。最近の天候は読みにくいですよね。迷いに迷うのが毎朝のアウター選び。都会はダウンだと暑いし、かといって防寒性のないトレンチコートでは頼りない。ならばもっと、インナーダウンを活用してみてはいかが?
その名のとおり、インナーダウンはコートやジャケットの中に着用するもの。ダウンコートに比べると羽毛の量をおさえているので着ぶくれせず、それでいて防寒力をアップできます。しかも最近は1枚で着てもサマになるデザインも多く、ワードローブにあると重宝することうけあい!
ということで、人気ブランドのインナーダウンを厳選してご紹介。身長174㎝の筆者が実際に着用した感想なども正直にレビューしていくので、ぜひ参考にしてみてください!
CONTENTS
都会的なインナーダウンをお探しなら【ザ・ノース・フェイス】
ダウンに馴染みがなく、スポーティなルックスに苦手意識を持っている……。そんな人には、【ザ・ノース・フェイス】のインナーダウンが最適。一番の魅力はマットな生地感。さらにトレンドのブラウンも相まって、大人っぽく、かつ都会的な雰囲気で着こなすことができるんです。
もちろん機能も優秀。表地に防風性・透湿性・撥水性に優れたGORE-TEX WINDSTOPPERを使用しているので、寒気をシャットダウンしながらインナーダウン内はムレ知らず。中綿に封入している光電子リサイクルダウンは、遠赤外線効果で自然な暖かさを提供してくれるので、寒い冬でも快適な着心地を味わえます。
コンパクトに持ち歩ける収納袋付きだったり、左のフロントポケット内にはコインポケットが設置されていたり、ディテールへのこだわりも光ります。とにかく1枚でもサマになるデザインなので、アウターとして使いたい人にもおすすめですよ!
実際に着るとこんな感じ!
ボディはあまり絞っていないボックス気味のシルエット。筆者はジャストサイズの薄手のニットを着ていたのですが、やや厚手のニットでも窮屈さを感じることなく着こなせるはず!
カーデ感覚でインナーダウンを取り入れたいなら【ナンガ】
滋賀県発のダウンメーカーである【ナンガ】からピックしたのは、カーディガンのように着用できるVネックのインナーダウン。Vネックといっても浅めなので胸元に寒さを感じることはなく、クルーネックのニットやシャツなどのあらゆるトップスとバランスよく着こなせます。
表裏のナイロン生地もダウンもリサイクル素材を使った、エコフレンドリーなモデルであることも特筆すべきところ。ナイロン生地はかなり薄手なので、着用すると想像以上に軽くてストレスフリーの着心地を味わえるんです。
女性の体型に考慮してシルエットに仕上げているのもポイント。小ぶりなサイズ感のフロントボタンも相まって、スマートな印象を与えられます。両サイドに入れられた切り替えは、動きやすさをアップするだけでなく、視覚効果でよりスマートな印象を高める効果も!
実際に着るとこんな感じ!
驚くほど軽い着心地にびっくり! もちろん他のインナーダウンも軽いのですが、こちらが一番軽かったかも。後ろ身ごろの裾をやや長めに設定されているのも特徴で、1枚で着てもサマになるよう考えられているようです。
2通りのスタイリングを楽しみたいなら【ユニクロ】
【ユニクロ】のパフテックコンパクトジャケットの魅力は、2通りの着こなしが楽しめるところ。第1ボタンを外して内側に折り込むとVネックに早変わりするので、インナーやスタイリングに合わせて自在に表情が変えられるんです。これはかなりポイントが高いですよね。
極細繊維を表地に使用しているので、しなやかでソフトな触り心地というのも◎。マットな風合いなので取り入れやすく、小雨程度の水を弾く撥水加工が施されているのも特徴です。さらに裏面は静電気防止機能付きなのも嬉しいところ。
ダウンの構造を模した中空糸で作られた高機能中綿が空気を閉じ込めるので暖かく、さらには洗濯速乾性があって自宅で手洗いすることができてお手入れも楽ちん! 持ち運びに便利な収納袋付きなので、普段使いから旅行、アウトドアシーンまで活躍しますよ。
実際に着るとこんな感じ!
今回紹介するインナーダウンで唯一のMサイズなのですが、窮屈感はなくてジャストなサイズで着こなすことができました。しなやかな表地もポイントで、羽織っても触っても心地よかったです。
差し色としてインナーダウンを取り入れたいなら【タイオン】
こちらのインナーダウンは、高品質で高機能なインナーダウンを幅広く展開する【タイオン】のベストセラーモデル。なんと24色展開とカラバリもかなり豊富! 今回は差し色になるレモンをピックしましたが、もちろん定番色も展開しているので、好みやスタイリングに合わせたセレクトが可能なんです。
フロントポケットはファスナー付きなのですっきり見えと機能性を両立できたり、自宅で洗濯できたり、外出や旅行に便利な収納袋付きなのも◎。
アンダー1万円でありながら、800フィルパワーの上質なダウンを採用しているのも注目すべきところ。フィルパワーは羽毛のふくらみ具合を表す単位なのですが、700フィルパワー以上は高品質なダウンといわれているのです。より軽くて暖かいので、とくに寒がりの人にオススメかも!
実際に着るとこんな感じ!
ウエストがややシェイプされた女性らしいシルエット。全体的にタイトに作られているので、厚手のニットと合わせるならサイズアップするのがおすすめ。あと、インナーダウンではあまり見られない、レモンカラーに気分も上がりました!
すっきりインナーダウンを着こなしたいなら【モンベル】
【モンベル】のインナーダウンに用いられているのも、800フィルパワーの上質なEXダウン。寒暖差の激しい自然環境で育てられた水鳥から採取されたダウンののみを使用しており、優れた保温力を発揮してくれるんです。
他に比べるとボリュームが控えめだったので保温性が気になるところでしたが、上質なEXダウンのおかげでそんな心配は無用でした。逆にすっきり着こなせることができるのでレイヤードもしやすく、着ぶくれしにくいので合わせるアウターを選ばないのもイイ!
あと、熱の放出を抑える独自のデザインだったり、表地には撥水加工、裏地には静電気を軽減する加工が施されていたり。アウトドアブランドならではの優れた機能が搭載されているのもさすがです。
実際に着るとこんな感じ!
筆者の体感ではあるのですが、一番すっきりとしたシルエットでした。さらにボリューム感も控えめなので、どんなアウターとも着ぶくれすることがなく、それでいて暖かいのはかなり優秀。
いかがでしたか? どれも1枚でもサマになるデザインですし、防寒性もアップして冬を快適に乗り切れること間違いなし! プライスも比較的お手ごろなので、この機会にぜひ新調してみてください。確実に重宝しますよ!
text:KYOKO CHIKAMA