跳ね上げタイプも意外とアリ！40代編集者がZoffで大きな老眼鏡を作ってみた話【体験レポート】

40歳を過ぎたころから、近くのものが見えにくくなりました。これが老眼かあ、子どものころからずっと視力がいいから新鮮だなあ。なんて言いつつもスマホの文字の表示を大きくしたり、軽めの老眼鏡を雑貨店などで買ってみたりして適当にやり過ごして数年。最近、本格的に「見えない」ことで業務上でも支障が生じるようになりました。

顕著に困るのは、コスメの商品名や品番。小さいものに表示しないといけないんだからしょうがないですが、なんであんなに小さい字でプリントしてんの!? 米粒に写経してんじゃないんだから！ 誰が見えるの？ と、かつての自分は平気で読めていたことを棚に上げてプリプリしたり。どのくらい見えないかというと……！

朝のメイク時も困りますよね。困ってるんです。同じアイテムを色違いで買ったりすると、なおさら！

PCやスマホの画面がぼやっとするのは当たり前。これは編集者という職業柄、死活問題になるぞ、とある日有休をとって眼科にGO。ちゃんと視力を検査して処方箋をもらって、本気で老眼鏡を作ることにしたのです。私の場合はこの判断、おそらく正解でした。私は現在、老眼はもちろんですが乱視が混ざり始めた状態なんだそうです。ずっと「朝から晩まで本やらパソコンやらで文字ばっかり読んでるのに謎に視力のイイ人」だった私は、40代後半にして初の乱視の参入に慣れておらず、大変に困惑していた、というワケなんです。

どのメガネ店に持って行ってもいいと聞いたのですが、やっぱりおしゃれなのがいいしな……と、今回はZoffへGOすることに。かけごこちがいいもの、軽いもの、でっかいフレームで洒落てるもの、どれにしようかな～とワクワクです。視力がよい民にとってメガネを作るって、けっこうロマンがあるものなんですよ。

ただ、老眼鏡ってスマホやPC、近くのものを見るのにはいいんですが、道路標識とかちょっと離れたところにあるテレビとか、視線を外すと逆にボケるよ、ということをとても親切な眼科の先生に説明されました。ずっと本を読んでるとかPC見てるならいいんですが、撮影や取材など、たまにそうもいかないシチュエーションもあります。ドラマ観ながらちょこっとスマホで調べものするとか、基本的に落ち着きがない生き物なので、何かいいものないかなと物色しておりましたら……！

大量の跳ね上げ式メガネを発見！ これ、基本的には近視の方が遠くを見るためにレンズを使い、近くを見る際は跳ね上げて裸眼で見ることを想定しているそうですが、老眼鏡でもOKとのこと。メガネに不慣れな分、かけ外してどこかに置いて踏んじゃったりするのがコワイ私はいったんこちらでトライすることに！ 大きめの黒ぶちメガネが欲しいなと思っていたのもあり、イイ感じのウェリントンフレームを発見したので迷わず決定しました。

黒ぶちウェリントンのメガネはレンズが大きいためお日にちがかかるとのことで、最大で約2週間くらい待ってねとのこと。LINEでアプリを登録してワクワク待っていたら、10日くらいでピコリンと通知がきました♪

いやー、跳ね上げタイプの老眼鏡、けっこう便利です。テレビのニュースをつけつつスマホ見ていても、気になるニュースがきたらパンと跳ね上げ！ 逆に、ドラマや映画を観ていて「この人、前どの作品で観たんだっけ……」と気になったらレンズを下げてスマホで検索。落ち着きのない大人にはありがたい存在です。

ああ、もっと早く気づいて、もっと早く作ればよかった。ガッツリと老眼鏡との共生を始めた今となってはしみじみ思います。しかも老眼鏡ってちょっと瞳が大きく見えるから、これ、なんだったらちょっと盛れてるんじゃないの？ っていう（ポジティブ思考でスイマセン）。

年齢を重ねて、もしちょっとでも見づらいと思ったら、迷わず眼科へ。そこで老眼だと言われたら、素直に作っちゃいましょ、老眼鏡。跳ね上げタイプの老眼鏡は屋外使用はあまり向かないかもですが、室内使用が多そうならアリっちゃアリ。以上、跳ね上げ式の老眼鏡を勝手に作ってみたレポートでした！