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菅久瑛麻

ロサンゼルスから行ける世界遺産【グランドキャニオン】夕日も朝日も堪能! 一泊二日の感動体験レポ

アメリカ・ロサンゼルスに住みまもなく1年が経つフリーアナウンサーの菅久瑛麻さんが、現地に暮らすからこそ感じる魅力や旬なトピックスをお届け!今回は「アメリカの大自然といえばこれ!」といっても過言ではない世界遺産、グランドキャニオンについて。5月から6月は、訪れるベストシーズンなんだそう。これからLA旅行を計画されている方、ぜひ菅久さんの体験記を参考に、観光を検討してみてはいかがでしょう。

アメリカならではの体験!
広大な敷地で楽しむ大自然の絶景スポットでした

新年度に心躍る春、皆さまいかがお過ごしでしょうか?4月になり、私が住むアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスは、日差しがポカポカと温かく、半袖で過ごせる日も増えてきました。そんな季節の変わり目に、私が体験したアメリカならではの絶景スポットをご紹介します。

グランドキャニオン・マーサーポイントにて。今まで見たことのないスケールの大自然です!

世界遺産「グランドキャニオン国立公園」とは?

アメリカで最も有名な国立公園がグランドキャニオンです。アメリカアリゾナ州北西部に位置する巨大な峡谷で、中心を流れるコロラド川に沿った全長は約446km、総面積は4,926平方kmと、なんと、この公園だけで東京都の2倍以上の広さがあるそう!

ルート64の道路脇にある看板にて。近くに駐車スペースもあるので、車を停めて撮影できます。

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グランドキャニオンへの行き方は?

グランドキャニオンに近い大都市は、ラスベガス。陸路、空路で多くのツアーがあり、グランドキャニオンを目的地にする場合はラスベガス発着という方が多い印象です。私はグランドキャニオンやセドナ、モニュメントバレー、ホースシューベントなどグランドサークルで5泊した後車でラスベガスに移動し、ラスベガスで1泊してロサンゼルスに帰りました。ラスベガスからロサンゼルスまでは、車で4時間半ほど。

 

日本から行く場合は飛行機でラスベガスに行き、ラスベガスで観光をしてから、レンタカーを借りるか、ツアーに参加してグランドキャニオンを目指すことも可能です。

 

ロサンゼルスから出発する場合は、日系や現地の旅行代理店がさまざまなパッケージツアーを用意しています。ホテルからの送迎があるものも多いので、初めての方も安心かと思います!人気のツアーは早く売り切れてしまうこともあるようなので、予約はお早めがオススメです。

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日帰り・宿泊どっちがオススメ?

グランドキャニオンに行くなら、朝日を見るのがオススメだよ!と友人に教えてもらったので私は公園内のYavapai Lodge(ヤバパイロッジ)に宿泊しました。朝日だけでなく、夕日や星空も見ることができたので泊まってよかったです。グランドキャニオンはとても広く、見どころやハイキングルートもたくさんあるので、せっかく訪れるなら日帰りよりも宿泊のほうが個人的にはいいのではないかと思います。

宿泊したヤバパイロッジの外観。ロビーではwi-fiも使えました。レストランやカフェもあってお出かけ前の買い出しや腹ごしらえにも便利でした!

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グランドキャニオンのエリアは2つある

グランドキャニオンは大きく分けて「サウスリム」「ノースリム」という2つのエリアがあります。私は今回、有名なスポットが多く観光客にも人気な「サウスリム」を訪れました。

 

公園内には車で入ることができますが、一般車両乗り入れ禁止の場所もあるので、そのエリアはシャトルバスと徒歩で向かいます。ちなみに乗用車1台の入場料は35ドル(1ドル150円換算で約5,250円)です。

絶景ポイント①岩山が圧巻! Mather Point

グランドキャニオンについて早速訪れたのは、Mather point(マーサーポイント)です。グランドキャニオンの中でも観光客に人気で、ハズせないスポットだそう。近くに広い駐車場があり、そこから歩いていくことができます。これまでに見たことがないほど広大な景色と岩々の地層の積み重ね、グラデーションがとっても美しくて感動しました。

グランドキャニオン人気ナンバーワンスポット、マーサーポイント!初めて目にした時の衝撃はすごかった……! どこまでも広がる岩山、圧巻です。

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絶景ポイント②展望台の窓からは180度の大パノラマ!Yavapai Point

続いて訪れたのはYavapai point(ヤバパイポイント)。ここはギフトショップと展望台が一度に楽しめる人気のビュースポットで、Mather pointから歩いて15分ほどでした。展望台の窓からは180度の大パノラマが楽しめて谷底の様子も見ることができます。まさに絶景の連続で、驚きが止まりません!

岩山の雄大さに圧倒されっぱなし。地殻変動やコロラド川の侵食など、地球の歴史の積み重ねを肌で感じました!!

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絶景ポイント③夕焼けを見るならHopi Point

夕焼けを見ようと足を運んだのはHopi point(ホピーポイント)。ここはシャトルバスでのみ向かうことができるエリアなので、バスに乗って行きました。人気のサンセットスポットということで、夕方の時間帯はどんどん人が集まってきました。いい撮影スポットを確保したい場合は、早めに行って場所取りをするといいかもしれません。

本格的なカメラに三脚をつけて写真撮影をしている観光客の方も何人かいました。目の前に広がる赤い岩山が夕日に照らされてとても美しかったです。

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絶景ポイント④朝日はYaki Pointから見よう!

翌日、朝日を見に足を運んだのはYaki Point(ヤキポイント)です。ここもシャトルバスのみ乗り入れできるエリアで、早朝6時ごろバスに乗って向かいました。ここはそこまで人が多いわけではなかったので、ゆっくり景色を楽しんだり写真撮影を楽しんだりすることができました。雄大な自然が日の出と共に赤く染まっていくさまはとてもキレイ。早起きして見にいく価値アリです♪

 

ただ安全柵がないので、周辺を散策する際はあまり端まで行かないように気をつけていました。足元にはお気をつけて!

私が行った日は風が強かったのでからだが吹き飛ばされないよう、一歩一歩しっかりと地面を踏み締めていました。また、朝は冷えるので防寒対策も必須です!

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絶景ポイント⑤先住民の壁画も見られるDesert View Watchtower

展望塔の外観。窓から見る景色、ひとつひとつも絶景で、まるで絵画のようでした。

友人からオススメされて行ったのがここ、Desert View Watchtower(デザートビュー展望台)! サウスリムの一番東側あり、展望塔の中を見学することができます。私が行った日は、展望塔の前に列ができていて中に入るための整理券が配られていました。周辺の景色を楽しみながら15分ほど待つと時間になり、無料で入ることができました。

展望塔に登るためにもらった整理券。これを手渡されるときに入場時間を教えてもらえます。

展望塔はアメリカ先住民の見張り塔を模したもので、アメリカ先住民ホピ族のアーテイスト「フレッド・カボティ」が描いた壁画を楽しめます。カラフルでどれも可愛らしく、見ていて飽きません。あっという間に展望デッキに着き、コロラド川や広大な岩山を一望することができました。1階ではおみやげや展示があり、タワーの歴史や先住民文化に関する資料もありましたよ。

アメリカ先住民ホピ族のアーテイスト「フレッド・カボティ」が描いた壁画。とても可愛らしく、親しみのもてる絵ですよね。

展望塔の最上階の、展望スペースから見た景色。朝日や夕日のスポットとしても人気だそうです。

今回は私が実際に体験したアメリカ・グランドキャニオンならではの絶景5選をお届けしました。日本ではなかなか体験できない規模感は、さすがアメリカの一言。少しでも皆さんに世界遺産グランドキャニオンの空気感をお届できていたら嬉しいです。

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text:EMA SUGAHISA

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菅久瑛麻

菅久瑛麻

菅久瑛麻(すがひさ えま)/富山県と埼玉県のテレビ局でアナウンサーとして7年間勤務した後、フリーアナウンサーに転身。2024年7月からアメリカ・ロサンゼルスに夫ともに移住し、生活をスタートさせる。海外の生活や旅行に興味がある方へ現地のリアルな情報を伝えられたら、という思いで、アメリカに住んでいるからこそのホットなニュースを届けている。

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