犬の散歩で年収1500万円!? アメリカ・シカゴで体験した「ドッグウォーカー」とペット事情

アメリカ・シカゴに2年間住み、現在は日本でフリーアナウンサーをしている渋佐和佳奈さん。これまではシカゴから現地の最新事情を伝えてくれていましたが、これからはアメリカと日本、両国で暮らしたからこそ気づくトピックスを独自の視点で伝えてもらいます。今回はとっても興味深い、アメリカで体験した犬とのかかわりについて。犬の散歩で年収1,500万円って、本当!?
日本に帰国して嬉しかったことのひとつが、「実家の愛犬に会えること」でした。実家には今年で12歳になるチワワのタンタンがいます。大のワンちゃん好きの私にとって、アメリカに行くとき寂しかったのが、愛犬と離れて暮らすことでした。しかし、シカゴでの2年間の生活を振り返ってみて気づいたのは、思っていた以上に犬と過ごす機会に恵まれた、ということ。特別ドッグトレーナーになったわけでもなければ、保護活動をしていたわけでもありません。
大きなきっかけのひとつが、「ドッグウォーカー」という経験でした。その名の通り、犬のお散歩を(家族の代わりに)する人のこと。日本では聞き馴染みのない言葉ですが、アメリカではとても一般的で、実は大人気の仕事としてここ数年注目を集めています。需要拡大のきっかけは、意外にも新型コロナウイルスによるパンデミックでした。

シカゴでは、想像以上に犬と触れ合う日々を過ごせました。その理由とは……
text:WAKANA SHIBUSA