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部屋風呂をのんびり満喫! 都心からも2時間弱の穴場【水上温泉】が今、オススメな理由とは?

部屋風呂をのんびり満喫! 都心からも2時間弱の穴場【水上温泉】が今、オススメな理由とは?

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2025年の夏。海外からの旅行客はまだまだ多く、観光地は人種のるつぼ状態! 世界中の方が、わざわざ日本を選んで楽しみに来てくれるのはうれしい一方、予約いっぱいで混んでるし、ホテル代は高いし、私たちのバカンスは? 安らぎはどこへ!?

 

そんな折、人気の温泉地(例:箱根、草津)から少し離れた場所にある、まだあまり知られていない静かで魅力的な温泉地=ちょいズラし穴場温泉を見に来ませんか、と編集部に連絡があったのです。

 

なんでも超大手インターネットプロバイダのBIGLOBEが運営する旅行情報サイト「BIGLOBE旅行」で、全国のユーザーによる投票形式で発表する企画「みんなで選ぶ温泉大賞」を毎年3月に発表しているのですが、そこで発表された2025年の温泉のトレンドのひとつが「ちょいズラし穴場温泉」なんだそう。上位ランキングには入っていないものの、実はアクセスがよかったり美味しいレストランも揃っている穴場の温泉場を、全国の温泉に詳しいBIGLOBEさんが教えてくれるっていうんです。なにその、オイシイ話。乗ります! 全力で必要です、その情報! そうして2025年6月、編集部は上越新幹線に乗って、群馬県にある水上温泉郷を訪れることになりました。今回は水上温泉郷の「ちょいズラし」っぷりをレポートします。

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ちょいズラし穴場温泉のいいところ①実はアクセスがいい

スキーヤーにとっては、都心からほど近いパウダースノーの名所。水上温泉郷は、位置的には大人気の温泉地「草津」のちょいズラし温泉と言えましょう。でもね、草津温泉に行くよりアクセスがいいかも!?  電車だと、都心からは上越新幹線が便利です。東京駅から出発すると、1時間11分程度で水上温泉郷エリアの上毛高原駅に到着。泊まるお宿や目的地によっては上越新幹線を高崎駅で降りて上越線に乗り換え、水上駅まで行ったほうが便利な場合もあります。

 

マイカーやレンタカーでも都心からは2時間~2時間30分程度。私は今回、上越新幹線の上毛高原駅で降り、その後は取材チームのバスに乗せてもらえることになりました。平日(土曜、休日、最繁忙期を除く)の上越新幹線の9号車はワーク&スタディ利用優先の普通車指定席「TRAIN DESK」として設定される場合があり、道すがらPCでせっせとお仕事することもできます。が、1時間11分ってけっこうあっという間。仕事、ぜ~んぜん終わらないまま着いちゃった♡

お仕事優先車両、忙しい大人にはありがたいですね。

上毛高原駅近くのさなざわ㞢テラス(コワーキング&温浴施設)のテラスからの景色。たった1時間11分、新幹線に乗っただけで「山に来た!」感じ。わー、ほんと近いわ。

さなざわ㞢テラスはカフェ兼ワーキングスペース兼温浴施設。日帰り温泉を楽しみたい方にもオススメです。上毛高原駅からタクシーや車で5分程度。

さなざわ㞢テラス
群馬県利根郡みなかみ町月夜野2537−2
受付時間:10:00〜19:00(営業日のみ)

さなざわ㞢テラス
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ちょいズラし穴場温泉のいいところ②いろんなことが、余裕があるから広い

水上の町を車で走っていると、確かに、人があんまりいない! 街を歩けばやたらと海外からの旅行客の方に道を尋ねられ、電車に乗れば海外からの旅行客の方がどっしりお座りになっている、そんな東京の景色とは全く異なる穏やかな時間が流れています。そして、お宿も広々! 今回は水上駅からも少し離れた山里の料理宿、「蛍雪の宿 尚文(しょうぶん)」に宿泊させてもらいました。9室すべてに部屋風呂があり、すべてがスイートルーム! それもそのはず、現在の館主で3代目となる歴史のある旅館なのですが、コロナ禍を前にリニューアル。ネット環境もバッチリよく、ひとつひとつのお部屋が広くなり、それぞれのお部屋で夕食も朝食も楽しめる、水上温泉郷の中でもハイクラスなプライベートな宿なのです。

 

私が泊めていただいた「桔梗」というお部屋は、和室のリビングスペースとベッドルーム、そしてお風呂エリアがしっかり分かれている露天風呂付きZENスイート。1名から4名まで宿泊できます。落ち着く和室と思いきやお手洗いはしっかり洋式、お風呂上がりはロッキングチェアのあるZENリビングで涼むこともでき、もう、なんていうか、のびのび。

こちらがリビング。テレビもあるけれど、テレビを観る時間ももったいないくらい、この静けさを楽しみたい。

なんとも落ち着くベッドルームはこちら。爆睡したよね。

窓を開ければ露天風呂気分が味わえるお風呂。24時間ちょろちょろと温泉が循環しております。朝も昼も夜もずっとお風呂に入っていたい私のような人間にとっては、まさに天国。

髪やからだを洗うスペースも広々。

アメニティはOSAJI。メイク落としもあったし、からだを洗うタオルもついてました。手ぶらでくればいい。もう、言うことない。

闇夜の中、ひとりでぼーっとお湯に浸かって、静かな夜を感じてみました。こんな贅沢あるだろうか。

朝起きたらすぐまたお風呂。そんなに浸かってどうするんだってくらい入りましょう。温泉最高。

朝は、目の前をおサルさんのご一家が隣の家屋の屋根を走っていきました。

少し前に、出張で都会のホテルで「寝るだけ」の夜を過ごしたばかりだったんです。食事なんてもちろんつかないのに、宿泊価格はここと1万円くらいしか違いません。宿泊体験としてこの広々としたお部屋やお風呂の、嬉しすぎる違いに、しみじみしました。シャワーしかない都会のホテルに一晩お世話になるのは、それはそれ。でも、同じお金を払うならこんな広々とした素敵な空間に、感動する宿の食事に、静けさと快適さがくれる癒やしに払いたいなあ。隣の部屋がうるさくて眠れないなんて、ありえないこの広さ。いいなあ、人混みから離れたちょいズラし温泉。もう、この時点で水上温泉の魅力にドップリです。なにせ人混みが嫌いなもので。

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ちょいズラし穴場温泉のいいところ③なんつったって、安い

少し前、同僚が一家総出の家族旅行に行くとかで、繁忙期でもないのに人気の温泉宿が夫婦2名で9万円とかで「今、そんなに高いの!?」と叫んでいた記憶があるのですが、水上温泉郷はお値段も優しめです。こちらの「蛍雪の宿 尚文」は水上の中でもトップクラスのお宿ですが、繁忙期でも一泊2食付きで3万円~4万円台。平日や早い予約なら2万円台から宿泊することもできます。食事つきですからね!? ちなみに、今回いただいた豪華過ぎるお食事の写真を一部ご紹介しておきます。もう一度言いますけど、食事つきの値段ですからね!?

前菜的に出てくる『奥利根の幸』がこちら。自家製の「岩魚と牛乳のソース」「ピリ辛からし麹ソース」「手作り蕗味噌」をつけていただきます。スモークチーズ、鶏ハム、武尊サーモン、ビーツ、ラディッシュ、トレビス、オクラ、ミニトマト、モロッコインゲンがラインナップされております。全部美味しいです。

お品書きにもなく、そっと出てきた枝豆だってビビるほど美味しいわけ。どうやって茹でたのかしら。

利根川上流のお魚、鮎の塩焼きはひとり1尾ですよ!

これがねえ……本当に美味しかったねえ……ほわっと柔らかくて、塩味がきいてて、鮎って上品なお味がするよねえ……!

こちらは『尾瀬豚の燻し焼き』桜のチップで燻された豚肉に、お好みで柚子とんがらしをつけていただきます。大変に好みですのでしっかりつけました。

群馬県って、ブランド豚が30種類もある豚肉天国なんだそうです。尾瀬豚はキレイな水を飲んでいるんでしょうね、大変健康的なお味がしました。

添えられているきのこも激ウマ!

こちらが野菜たっぷりの『薬膳鍋』。お椀の中にしょうが、クコの実、まいたけ、しいたけ、ニラ、水菜、青梗菜、たもぎ茸、鶏肉などがごっそり入った野菜たっぷりのお椀。お味は鶏ガラベースの優しいお味です。

まいたけデカッ!! 食べ応えもあって本当にきのこがおいしいんです。

釜飯はこの日はしょうがでした。お米は名人・本多義光さんのお米だそうです。

旬の煮物もそっと出てきます。

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お酒は別料金ですが、飲むよね。地元のクラフトビールの醸造所『オクトワンブルーイング』がここ、尚文のために作った『ヤマビト・エール』をいただきましたが、尚文の『ヤマビト・エール』は生樽から提供されているんです。激ウマ。お食事と合うどっしりとしたお味でした。

尚文のためにつくられた『ヤマビト・エール』、ぜひご賞味ください。本当に美味しいから。

釜飯は私はひとりで山盛りおかわりしましたが、大人の集団が食べきれるはずもなく、おにぎりにして夜食にしてもらいました。お腹、いっぱい! 幸せ! こんなにお腹いっぱいなのに、翌日の朝食は7時からいただけます。やだ、もう、ずっとお腹いっぱい! 幸せ!

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朝食のお膳はこちらですが、これだけじゃないのよ。自家製梅肉入りの豆乳蒸し、自家製味噌の味噌汁、郷土料理尚文オリジナルのしめとうふ、新発田麩ほか、焼き魚や蒸し鶏やヨーグルト、お漬物に温泉卵まで!

せいろに入った蒸し野菜もあったよね。

茶碗蒸しならぬ豆乳蒸し、優しいお味でした。梅肉のほか藻塩やわさびもついてますが、そのまま食べても美味しい。

これこれ!新発田麩! 若女将が新潟県下越のご出身だそうで、そちらの郷土料理なんです。

むにょ~んっておはしで持てるの! だしのお味を吸っていて、朝から優しくて美味しい~!

蛍雪の宿 尚文
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こんな豪華な2食だけで宿泊料使い果たしてるだろうよ……と、嬉しいというより若干引きながら過ごした尚文ステイ。水上温泉郷の中でもお宿によって、お食事のノリや量は異なると思います。お好みのお料理でまず、どこに泊まるか決めましょう。別のお宿に泊まっていた取材チームの方は、「朝から朴葉焼きが出てきた」そうで、ずいぶんと腹パン状態で集合場所に現れていました。あら、そちらもなかなかフードファイトだったんですね。

 

でもね、お宿はもちろん、道の駅でちょっと見かけるものも「価格設定バグってないかね……」と心配になるものがあったんです。

ふと立ち寄った『地元直売所』おみやげも買えますが、現地の方もいらしていたような?

やっぱり、まいたけは名産なんですね。

生の実山椒がまあまあ入って130円という、冗談みたいな価格で売られていました。

買ったよね。実山椒はちょっとだけ茹でて、お水につけて辛みを抜いたあと、乾燥させてお醤油やお塩につけて保存すると、しばらくピリッとした刺激を楽しむことができます。今日も美味しく醤油漬けをいただいております。

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宿だけじゃない! 水上温泉郷のマストアドレス

温泉宿でのステイを楽しむのは基本ですが、チェックアウトが済んだら、ちょっとは観光して帰りたいもの。水上温泉郷で訪れたいナイスポイントをちょっとだけご紹介しますね!

マストは谷川岳のロープウェイでしょう

まず、全員行くかなと思われるのがなんといっても谷川岳でしょう。群馬県利根郡みなかみ町と新潟県南魚沼郡湯沢町の県境にある谷川岳のロープウェイは、2024年12月から星野リゾートが『谷川岳ヨッホ』という名前で運営しています。ロープウェイとリフトを乗り継ぐことで標高1500メートルの地点まで楽々到着でき、お散歩したり、サイクリングしたり、冬は雪山登山をしたり。カフェでまったりくつろいだり、草原で駆けまわったり、あらゆる年代の方が楽しめる憩いの場所になっています。

谷川岳ロープウェイは、日本に3か所しかない『フニテル式』と呼ばれる複式単線自動循環式ゴンドラなのです。安定感あります。

レトロなリフトで展望台を目指します。群馬県のゆるキャラ、ぐんまちゃんも乗っていますね。

ロープウェイとリフトの乗り継ぎ地にあるレストラン『ビューテラスてんじん』では、新名物の「谷川岳パングラタン」もいただけます。ソースが倍量使われているこちら、かなりオススメ!

展望台に到着!谷川岳は標高1,977メートルの山です。

展望台は標高1,500メートル地点にあります。

絶景~! ロープウェイとリフトを乗り継いだだけ、な~んにも苦労しないで、この絶景~!

レトロなリフトは足元を見ると貴重な高山植物を見つけることもできて、初夏も涼しい風が吹き抜け、なんとも心地いいんです。

谷川岳ヨッホ by 星野リゾート
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絶景の「一ノ倉」を目指してサイクリングもオススメ

『谷川岳ヨッホ』(ロープウェイの乗り場)でロープウェイには乗らず、電動アシスト付き自転車を借りて一ノ倉と呼ばれる絶景ポイントを目指すのもアリ。一ノ倉にはガイド料500円を払えば無料の電気バスで連れて行ってもいただけますが、お天気がよくて、自転車に乗れるなら、とってもオススメです。からだで風を感じ、山の空気を胸いっぱいに吸いながら絶景を目指すのは、思い出にも残る体験!

体力に自信がない方は無理せず電気バスに乗りましょう。これはこれで快適。

塗装された道を自分のペースで漕いでいきましょう。

一ノ倉へ向かう国道291号線は、一般車両は入れません。お時間があるならゆっくり歩くハイキングもあり。

谷川岳をのぞむ「マチガ沢」も絶景の撮影ポイントのひとつ。沢の周辺って、夏は天然クーラーかってくらい涼しいんです。

片道は20分程度。一ノ倉に到着しました!

切り立った岩壁が迫力満点の絶景スポット、一ノ倉。日本三大岩場のひとつで、ロッククライミングの聖地としても知られています。新緑や紅葉時期など季節によって表情も変わるそう。秋の景色も観てみたい!

夏は一ノ倉沢で涼みましょう。とっても暑い日でしたが、ここは上着必要なくらい涼しかったです。

ちなみに今回、ガイドのように水上温泉郷取材チームに解説してくれたのは、舞台でも活躍する俳優の田村幸士さん。学生時代はアルペンスキーに傾倒、パウダースノーが有名な谷川岳に魅了され、2006年にとうとうみなかみ町に部屋を購入し、二拠点生活を楽しんでいるそう。ちなみにお父上は俳優の田村亮さん。故・田村正和さんは伯父にあたる方です。緊張するがな、と思いましたが、あまりにも気さくな、本当に素敵な方でした。いいなあ、こんないいところと都心で、二拠点生活……!

みなかみパーフェクトガイド
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家族連れには『たくみの里』をオススメします

上毛高原駅からはバスやタクシーで15分程度のところにある『道の駅 たくみの里』は、道の駅のみならず、里山をめぐったり、食品サンプルや着付け、そば打ち、竹細工、いちご狩りなどあらゆるたくみの技を体験できたり、美味しいそばや定食をたのしめたりする広大な施設。家族連れで訪れたら、正直1日ではまわりきれない一大里山テーマパークです!

たくみの里のマップを広げるとこんな感じ。広いの。面積は東京ドーム約70個分もあるの。想像できない、その広さ。

今回、たくみの里を案内してくれた本多さんはみなかみ町生まれ。大阪で建築コンサルタントとして経験を積んだのち、地元へUターン。携わっているたくみの里は現在、県内でも屈指の観光スポットとなっています。しごできにもほどがあるだろう。

たくみの里の特筆すべき点は農業から工芸から、あらゆる「体験」ができること。今回は草木染めによる藍染体験にトライ!

『草木屋 染の家』店主の山崎 杜人さんの曽祖父は、「草木染め」という言葉を生み出した第一人者だそう。やば。草木染めのサラブレッドじゃん!

こんなふうに、手ぬぐいを染めることができます(体験料金は1,500円)。力の入れ具合で染まり具合が変わるから超楽しい!

たくみの里には、昔からお住まいの家屋もたくさん。そもそもがのどかな里山なんです。

ちなみに訪れたらこの「飲むヨーグルト」はマストで。

道の駅でおみやげを買うこともできますし、地元の野菜を買うこともできます。美味しそうな葱ニラを発見。たくさん入って価格は、ええと……、

100円!? 安過ぎるだろ!

群馬で有名な洋食店「シャンゴ」のパスタソースも買えました。

たくみの里
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こんなに楽しいのになぜ「ちょいズラし穴場温泉」なの?

いやー、近いし、美味しいし、安いし、いいところですね水上。そして、個人的に一番グッときたのが、どこへ行っても「お水が美味しい」ことでした。宿泊したお宿でも、飲料水は「蛇口をひねれば出てきます」とタダ扱い。最高じゃん。「ちょいズラし穴場温泉」なんていうのが申し訳なくなってきます。なーんでここ、「ちょいズラし穴場」扱いなんだろ?

この蛇口からのお水がそれはそれは本当に美味しいわけ。

水上温泉はずっと秘湯のような場所だったのですが、1970年代、高度経済成長期に実は一度、全盛期を迎えます。というのも戦後復興とともに行楽ブームが起き、都心からもアクセスがよかった水上エリアは、大企業の団体旅行や主に男性の宴会がメインの旅行者が多く、団体客特化型の旅館がたくさん建ったそうなんです。が、バブル崩壊とともに大型の社員旅行などは減少。団体旅行向けの観光地だった水上は、個人旅行が主体となった近年のニーズの変化に対応できず、集客力が低下してしまったそうなんです。

 

ですが今回訪れてみて感じたのは、現代的な感覚を持つ30~50代くらいの地元組やUターン組が、かなり力強く、水上を変え進めているということ。そして星野リゾートなど先見の明がある企業が谷川岳ロープウェイの運営を始めるなど、注目を集め始めているということ……! みなさん、今です。まだ、今なら間に合う! みんなに見つかる前に、「あらやだ、私たち、価格設定バグってたわね」と地元の方が気づく前に! お得に、楽しく美味しく! 穴場のよさを味わい尽くしましょう。ちょいズラし穴場温泉っていわゆる、アンダーツーリズム。みんなが殺到しているところをほくそ笑みながら避けて、静かに、快適に! 休日を過ごしてみてくださいね。

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  • ちょいズラし穴場温泉のいいところ①実はアクセスがいい
  • 私は今回、上越新幹線の上毛高原駅で降り、その後は取材チームのバスに乗せてもらえることになりました。平日(土曜、休日、最繁忙期を除く)の上越新幹線の9号車はワーク&スタディ利用優先の普通車指定席「TRAIN DESK」として設定される場合があり、道すがらPCでせっせとお仕事することもできます
  • 上毛高原駅近くのさなざわ㞢テラス(コワーキング&温浴施設)のテラスからの景色。たった1時間11分、新幹線に乗っただけで「山に来た!」感じ。わー、ほんと近いわ。
  • さなざわ㞢テラスはカフェ兼ワーキングスペース兼温浴施設。日帰り温泉を楽しみたい方にもオススメです。上毛高原駅からタクシーや車で5分程度。 さなざわ㞢テラス 群馬県利根郡みなかみ町月夜野2537−2 受付時間:10:00〜19:00(営業日のみ)
  • ちょいズラし穴場温泉のいいところ②いろんなことが、余裕があるから広い
  • 今回は水上駅からも少し離れた山里の料理宿、「蛍雪の宿 尚文(しょうぶん)」に宿泊させてもらいました。9室すべてに部屋風呂があり、すべてがスイートルーム!
  • 私が泊めていただいた「桔梗」というお部屋は、和室のリビングスペースとベッドルーム、そしてお風呂エリアがしっかり分かれている露天風呂付きZENスイート。なんとも落ち着くベッドルームはこちら。爆睡したよね。
  • 窓を開ければ露天風呂気分が味わえるお風呂。24時間ちょろちょろと温泉が循環しております。朝も昼も夜もずっとお風呂に入っていたい私のような人間にとっては、まさに天国。
  • 髪やからだを洗うスペースも広々。
  • アメニティはOSAJI。メイク落としもあったし、からだを洗うタオルもついてました。手ぶらでくればいい。もう、言うことない。
  • 闇夜の中、ひとりでぼーっとお湯に浸かって、静かな夜を感じてみました。こんな贅沢あるだろうか。
  • 朝は、目の前をおサルさんのご一家が隣の家屋の屋根を走っていきました。
  • 朝起きたらすぐまたお風呂。そんなに浸かってどうするんだってくらい入りましょう。温泉最高。
  • お品書きにもなく、そっと出てきた枝豆だってビビるほど美味しいわけ。どうやって茹でたのかしら。
  • 利根川上流のお魚、鮎の塩焼きはひとり1尾ですよ!
  • これがねえ……本当に美味しかったねえ……ほわっと柔らかくて、塩味がきいてて、鮎って上品なお味がするよねえ……!
  • こちらは『尾瀬豚の燻し焼き』桜のチップで燻された豚肉に、お好みで柚子とんがらしをつけていただきます。大変に好みですのでしっかりつけました。
  • 群馬県って、ブランド豚が30種類もある豚肉天国なんだそうです。尾瀬豚はキレイな水を飲んでいるんでしょうね、大変健康的なお味がしました。
  • 添えられているきのこも激ウマ!
  • 釜飯はこの日はしょうがでした。お米は名人・本多義光さんのお米だそうです。
  • 旬の煮物もそっと出てきます。
  • 朝食のお膳はこちらですが、これだけじゃないのよ。自家製梅肉入りの豆乳蒸し、自家製味噌の味噌汁、郷土料理尚文オリジナルのしめとうふ、新発田麩ほか、焼き魚や蒸し鶏やヨーグルト、お漬物に温泉卵まで!
  • せいろに入った蒸し野菜もあったよね。
  • 茶碗蒸しならぬ豆乳蒸し、優しいお味でした。梅肉のほか藻塩やわさびもついてますが、そのまま食べても美味しい。
  • これこれ!新発田麩! 若女将が新潟県下越のご出身だそうで、そちらの郷土料理なんです。
  • むにょ~んっておはしで持てるの! だしのお味を吸っていて、朝から優しくて美味しい~!
  • レトロなリフトで展望台を目指します。群馬県のゆるキャラ、ぐんまちゃんも乗っていますね。
  • 絶景~! ロープウェイとリフトを乗り継いだだけ、な~んにも苦労しないで、この絶景~!
  • 展望台に到着!谷川岳は標高1,977メートルの山です。
  • 展望台は標高1,500メートル地点にあります。
  • レトロなリフトは足元を見ると貴重な高山植物を見つけることもできて、初夏も涼しい風が吹き抜け、なんとも心地いいんです。
  • 絶景の「一ノ倉」を目指してサイクリングもオススメ
  • 一ノ倉へ向かう国道291号線は、一般車両は入れません。お時間があるならゆっくり歩くハイキングもあり。
  • 塗装された道を自分のペースで漕いでいきましょう。
  • 切り立った岩壁が迫力満点の絶景スポット、一ノ倉。日本三大岩場のひとつで、ロッククライミングの聖地としても知られています。新緑や紅葉時期など季節によって表情も変わるそう。秋の景色も観てみたい!
  • 夏は一ノ倉沢で涼みましょう。とっても暑い日でしたが、ここは上着必要なくらい涼しかったです。
  • 体力に自信がない方は無理せず電気バスに乗りましょう。これはこれで快適。
  • 谷川岳をのぞむ「マチガ沢」も絶景の撮影ポイントのひとつ。沢の周辺って、夏は天然クーラーかってくらい涼しいんです。
  • ちなみに今回、ガイドのように水上温泉郷取材チームに解説してくれたのは、舞台でも活躍する俳優の田村幸士さん。学生時代はアルペンスキーに傾倒、パウダースノーが有名な谷川岳に魅了され、2006年にとうとうみなかみ町に部屋を購入し、二拠点生活を楽しんでいるそう。ちなみにお父上は俳優の田村亮さん。故・田村正和さんは伯父にあたる方です。緊張するがな、と思いましたが、あまりにも気さくな、本当に素敵な方でした。いいなあ、こんないいところと都心で、二拠点生活……!
  • ふと立ち寄った『地元直売所』おみやげも買えますが、現地の方もいらしていたような?
  • やっぱり、まいたけは名産なんですね。
  • 生の実山椒がまあまあ入って130円という、冗談みたいな価格で売られていました。
  • 買ったよね。実山椒はちょっとだけ茹でて、お水につけて辛みを抜いたあと、乾燥させてお醤油やお塩につけて保存すると、しばらくピリッとした刺激を楽しむことができます。今日も美味しく醤油漬けをいただいております。
  • 道の駅でおみやげを買うこともできますし、地元の野菜を買うこともできます。美味しそうな葱ニラを発見。たくさん入って価格は、ええと……、
  • 100円!? 安過ぎるだろ!
  • 家族連れには『たくみの里』をオススメします
  • 今回、たくみの里を案内してくれた本多さんはみなかみ町生まれ。大阪で建築コンサルタントとして経験を積んだのち、地元へUターン。携わっているたくみの里は現在、県内でも屈指の観光スポットとなっています。しごできにもほどがあるだろう。
  • たくみの里の特筆すべき点は農業から工芸から、あらゆる「体験」ができること。今回は草木染めによる藍染体験にトライ!
  • こんなふうに、手ぬぐいを染めることができます(体験料金は1,500円)。力の入れ具合で染まり具合が変わるから超楽しい!
  • ちなみに「たくみの里」を訪れたらこの「飲むヨーグルト」はマストで。
  • 群馬で有名な洋食店「シャンゴ」のパスタソースも買えました。
  • たくみの里には、昔からお住まいの家屋もたくさん。そもそもがのどかな里山なんです。
  • たくみの里のマップを広げるとこんな感じ。広いの。面積は東京ドーム約70個分もあるの。想像できない、その広さ。

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