「触ってるけど大丈夫?」「洗い方がわからない」息子の【おちんちん】問題にママができること
日常のケアはこうすればOK
気になるのが“洗い方”。「泡でやさしく洗う」「弱酸性を選ぶ」「ゴシゴシしない」の3点が基本だそう。デリケートな部位のため、大人と同じような“ゴシゴシ洗い”はNGだ。

「よくあるのが“気づくと触っている”という行動ですが、実はこれ、かゆみや違和感のサインのことが多いんです。特にオムツ期の子はムレなどでおむつかぶれを起こしやすいです。だからこそ、洗うだけでなく、専用の保湿ケアを取り入れて“予防する”ことが大切です。炎症が起きているから洗わなきゃ、と思ってもゴシゴシ洗いは逆効果です。泡で優しく、軽く洗って流すだけで十分です。かゆみや赤みがあれば亀頭包皮炎などの可能性もあります。優しく洗って様子をみつつ、改善しなければ小児科や泌尿器科へ相談するのがよいでしょう。『いつまでママが洗っていい?』という悩みについても、小学校高学年を目安に、自立を促すとよいです。家庭で無理なく移行していくのが理想ですね」
平山和秀/国立大学法人 熊本大学医学部卒業後、聖路加国際病院にて外科系初期研修医を経て京都大学附属病院泌尿器科に入局。泌尿器科専門医・指導医、がん治療認定医、ロボット手術ダヴィンチ免許を取得し、欧州泌尿器科学会、米国泌尿器科学会、世界泌尿器科学会に3年連続採択。アメリカで最も権威のある泌尿器科雑誌『UROLOGY』に論文出版する傍ら、形成外科医として美容医療に従事。『専門分野である男性器治療・性同一性障害・AGA(薄毛治療)の分野で安全で質の高い医療を提供したい』とカズ博多クリニックを開院。日本男性器学会理事長や日本初の男児向けデリケートゾーンケアクリーム『キレイにむけたね』を展開する秀和製薬代表取締役社長を兼務。
illust:YAECHIN
EDITOR
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