ヨーロッパ旅行、もう直行便にこだわらない!「仁川・パラダイスシティで一泊」という最高の寄り道を発見♡

数年前まで直行便なら12時間のフライトで行けたロンドンも、今は14時間半の長い道のり。ロシアによるウクライナ侵攻以降、JAL、ANAをはじめ各欧州便もロシア上空を迂回するルートを取るようになり、ヨーロッパを旅するためには、長い時間を機内で過ごす忍耐力と覚悟が必要になりました。
気持ちの問題だけじゃありません。実際、燃料費がかさむことでヨーロッパ行きのチケットはますます高騰(泣)。そうなると以前は直行便一択だった考えも、もはや「途中で一休みできる、乗り継ぎもありだな〜」と柔軟になってきます。そこで私が見つけてしまったのが「仁川空港」という素敵な寄り道♡ 大好きな韓国まで旅のセットにできるなんて一石二鳥とはまさにこのこと。しかも、そう、仁川空港のすぐそばには私が2年前モーレツに楽しんだパラダイスがあるのです! 今回は2025年9月、留学したこともあるため定期的に訪れているロンドンに行くと仮定し、その経由地に「仁川空港」を選ぶとした妄想計画をお届けします。なぜなら! これが! とっても、お得だったから!
ドバイ、香港、クアラルンプール……経由地点はいろいろあれど、大事なのは「そこでどう過ごすか?」。目的がなかったら、ほんとに文字通りただただ退屈な“経由”になってしまうけど、パラダイスシティのある仁川空港なら、やりたいことがいっぱい。旅の夢も、楽しみも、さらに広がることに気づいたんです。しかも美味しい機内食に、最新の設備……私、大韓航空、大好きなんですよね。機内エンターテインメントには韓国ドラマも映画もいっぱいあるし、ロングフライトも全く苦じゃない。
さて、3連休が2回ある2025年の9月。私はここで遅めの夏休みをとる計画を立ててみました。いつも利用してる「エアトリ」を使って検索したところ、羽田を深夜に発つ便があったので、往路は9月17日の水曜に狙いを定めました。16日火曜の昼間は普通に働き、その日の深夜、要するに17日水曜に日付が変わったタイミングで羽田を出発です。水、木、金、そして月曜、計4日の休みをくっつけて、17日(水)~23日(火祝)の豪華7連休です。ロンドン4泊+半日、韓国1泊という内容。
仁川経由(大韓航空)と直行便(JAL)のエアチケットを検索した驚きの結果が
コチラ👇
大韓航空で仁川空港を経由し、ロンドン・ヒースロー空港へ行くパターン。こちらは帰りに仁川1泊としています。“周遊“の項目にチェックを入れて検索。
羽田↔︎ロンドン・ヒースロー空港をダイレクトで往復するパターン。人気のJALはやっぱり高額。
え。え、え、え!! 約19万円の差です!!! 同じ日程、同じエコノミークラス、そしてロンドンを発つ復路便の時刻をほぼ同じ19時台で設定したところ、JALの直行便は48万円弱なのに対し、大韓航空による仁川経由が約29万円でした。もちろん検索時期のタイミングやチケット残数によって状況は大きく変わってくるので、これはあくまでも私が調べた2025年7月時点での状況ですが、この差は大きい。浮いた分をパラダイスシティでの宿泊費に充てても、おつりがきちゃうほどじゃないですか♪
ちなみに“行き”も仁川で早朝4:30から6時間のトランジットが生じますが、仁川空港はアジア最大級のハブ空港。24時間営業のカフェやレストランが充実し、羽田発の大韓航空が到着する第2ターミナルのオリーブヤングは6:00〜、PRADA、FENDI、CELINEといったハイブランドを揃えた免税店も6:30にオープンしてくれるので、待ち時間もやること満載なのです。そして帰国時にはお待ちかね、仁川での1泊コース。21日(日)19:35にロンドン・ヒースロー空港を出て、仁川空港には翌22日(月)16:15の到着です。さあ、ここからが素敵な“寄り道”のはじまり。2つめの旅がスタートです。パラダイスシティへは仁川空港ターミナル2から1時間おきに出ているシャトルバス、もしくはタクシーで向かいます。5分ほどで第2の目的地に到着です。
text_YURI SUGIYAMA
photograph_KAORI IMAKIIRE