黄ばみもニオイも解決!水量やすすぎの回数を見直そう【永久保存版】洗濯王子直伝の正しいお洗濯方法

ポイント3:柔軟剤・漂白剤・洗濯ネットの使い方を見直そう
洗濯をするときについ使っちゃう柔軟剤や漂白剤、洗濯ネット。柔軟剤はふっくらイイ香りに仕上がるし、漂白剤は汚れがひどいときに使いたくなります。洗濯ネットは衣類が絡まないように活用するなどの使う理由はきちんとありますが、まずは使うのを一回やめてみましょう、と中村さん。「ポイント1と2で伝授した正しい洗濯法をしていれば、+αのアイテムを意味なく使っていたことに気づきます。もともと、柔軟剤はウールのニットを洗って柔らかく仕上げたり、静電気防止のために使われていたものです。それを全てのアイテムに使うのは、本来の使い方ではありません。ニオイ防止のために使いたいという方もいますが、きちんと洗えていれば臭うこともないので必要ないですよね。それにタオルは柔軟剤を使用しないほうが吸水性もアップします。柔軟剤は一番最後につけて、衣類に残すもの。同時に洗濯機にも残るので、洗濯機が汚れる原因にもなってしまうのです」
「漂白剤も柔軟剤と同じで毎回使う必要はないものです。漂白剤は洗濯しても落ちなかった黄ばみなどが残るときに、その色素を壊すために使うもの。まずは、洗剤で洗って落とせる汚れを落とすのが先。その後に色素が残ったなら、漂白剤の出番です。漂白剤に先につけ置きをする人もいますが、汚れが残っていると効果が出にくかったり、逆に変色のリスクを高める可能性も。例えば、日焼け止めに塩素系漂白剤につけると赤く変色したりします。先に洗剤できちんと洗えば、それだけで落ちる汚れも多いですし、赤くなるなど変色のリスクも低くなるので、まずは正しい方法で洗濯してください」
「最後に、洗濯ネットも必要ないのに使っている人が多いです。黄ばみやニオイのほとんどが、汚れが落としきれていないのが原因。洗濯ネットを使うと洗浄力が下がるので、汚れが残りやすくなります。そのまま洗うと衣類が絡まって傷みそうとか、ネックが伸びてしまいそうなど、なんとなくよかれと思って使った洗濯ネットが、洗浄力を下げてしまうのです。逆に、本当に洗濯ネットが必要なほど繊細な衣類はクリーニング向きだったりします。また、洗濯前の仕分けのしかたの問題や、服の不良の問題を洗濯ネットに入れることで守ろうとしている方も多かったりもしますが、ご家庭で洗う衣類に洗濯ネットは必要ないことがほとんどなので、洗濯ネットの使い方も見直してみてください」
text:KYOKO CHIKAMA