【関千絵美のNYライフ vol.07】やっぱりライブは生が最高! Alicia KeysとRed Hot Chili Peppersのライブに参戦!
ジュエリーブランドAfter Shave Club(アフター シェイブ クラブ)ディレクターで、NYブルックリン在住の関千絵美さんが、現地で暮らすからこそ感じられるディープで旬な情報を教えてくれるこの連載。ヘルシーなスローライフを送る彼女ならではの視点でピックアップしたNYらしい風物詩や、流行っている美味しい食べ物、コスメなど、いろいろご紹介していきます。
NYで暮らしていて「最高だな!」と感じることのひとつに、国内外のいろいろな著名アーティストがライブを開催しに来てくれるところがあります。とはいえここ2年は、ご存じの通りオフラインコンサートの中止や延期が相次いでいました。でも去年末くらいからスタジアム級のライブも開催されるようになり、ようやく“世界のエンタメの中心地”らしい盛り上がりが実感できるように。今回はやっと参戦できたライブをリポートしたいと思います。
まずはこちら、
Alicia Keys!!!
彼女が今回の会場に選んだのは、マンハッタン ロックフェラー・センターにあるレディオシティ・ミュージックホール。アールデコ様式の伝統あるミュージックホールは、外観はもちろん室内もとっても素敵。バズ・ラマ―ンの映画に出てきそうな“ザ・ショービズ”感ある華やかな雰囲気に、ライブが始まる前から気持ちが高揚します。ここは毎年トニー賞の授賞式が行われる会場なだけでなく、クリスマスシーズンに開催されるNYの冬の風物詩「レディオシティ・クリスマス・スぺクタキュラー」でも有名ですよね。ぜひ実際に訪れて、その空気を実感してみてほしい場所です。
私はNYで彼女の代表曲『Empire state of mind』を聴くのが夢だったんです。この気持ち共感してくださる方、多いはず。実際に聴いた心地はといいますと、感無量。この一言に尽きます。魂を揺さぶられるような歌声もピアノも素晴らしかった! コロナ禍でオンラインライブの良さ(なんといっても推しがクリアに最高な角度から見えるし、オンラインでないとできない演出がある)にも十分満足を得ていたつもりでしたが、いや、やっぱり生って感じるエナジーが、パワーが桁違い!
ライブ後も余韻冷めやらず、タイムズスクエアまで散歩してNYを感じながら家に帰りました。
お次はこちらも大好きな、
Red Hot Chili Peppers !!!
2020年にギターリストのジョン・フルシアンテがバンドに戻ってきて初めてのワールドツアー!!! しかもジョンが在籍していた2007年以来、15年ぶりの4人でのライブです。それだけでも十分大興奮なのに、今回のオープニングアクトはなんとThe StrokesとThundercat。はぁ、贅沢すぎる!
ライブ会場はニュージャージーのメットライフスタジアム。ここは8万2千人収容可能なビッグスタジアムなのですが、その会場を埋め尽くす大観衆がレッチリの登場でボルテージMAXに! みんなの熱量で皮膚がピリピリ来る感じ。これぞ生のライブだからこそ感じられる高揚感。
聞きたかった名曲を全部演奏してくれて、大満足のライブでした!
ちなみにレッチリは「マーチ」もめちゃくちゃ可愛いんです。マーチ(MARCH、merchandiseの略)とは、日本でいうところのツアーグッズのこと。英語だとグッズとはいわず、ツアーマーチとかコンサートマーチって言います。彼らのマーチは日本からのオーダーも出来るそうなのでチェックしてみて下さい。
Profile
関千絵美(せき・ちえみ)。2015年秋冬にスタートしたスタッキングジュエリーブランドAfter Shave Club(アフターシェイブクラブ)のファウンダー兼デザイナー。ニューヨーク・ブルックリンにあるアトリエを拠点に、独自のペースで創作活動を続けている。彼女の作るユニセックスでモダンなジュエリーは、国内外の人気セレクトショップで取り扱いあり。年に2回は日本で展示即売会なども開催。
edit:CHIEMI SEKI