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近間恭子

円安の今行くならベトナムの雄大な自然と歴史を堪能できる【ニンビン】がオススメ!マップ付き旅レポ

正門をはじめとする建物の多くは、中国文化を受け継いでいるそう

ベトナムの歴史がはじまった場所。神聖な空気が流れる「古都ホアルー」へ

ベトナム・ニンビン省にある「古都ホアルー」は、かつてベトナムの初期王朝の首都として栄えた場所で、その都が作られたのは968年のこと。もちろんそれ以前からベトナムは存在していましたが、中国の支配下にあったそうです。正確には北ベトナムですが、1010年にタンロン(現ハノイ)に遷都するまでの首都として政治経済の中心になっていました。

 

2014年にユネスコ世界遺産に登録された「チャンアンの景観複合体」の1つで、初代皇帝と2代目皇帝の祠(ほこら)や古い城壁などの遺跡が数多く残されています。また、かつて中国の支配下であったことがわかる建物もあり、ベトナムの本当の歴史を知ることができる、なんとも興味深いスポットなのです。

ちょうど草を燃やしていたらしく、全体にモヤがかかって幻想的な雰囲気に

国家のはじまりの象徴でもあるからか、意外とベトナムの観光客が多いという印象を受けました。初代皇帝と2代目皇帝の祠の前では熱心にお祈りしていたり。彼らはいつの時代もベトナム国民の誇りであり英雄であることがわかりました。

 

「古都ホアルー」は想像以上にクラシックな建物が多かったですが、派手さがないのが逆に心地よかったです。周辺は自然も豊かですし、ベトナムの歴史と文化の根源をたどることができるので、ニンビンに訪れたらマストで足を運びたいところ。

祠を前に熱心に祈りを捧げるベトナムの方

祠の一番奥には、初代皇帝ディン・ティエン・ホアンの像が祀られています

日本の神社の入り口に置かれている狛犬のような置き物もありました。丸っこいフォルムがなんだかかわいい♡

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text:KYOKO CHIKAMA

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近間恭子

近間恭子

WRITER&EDITOR。メンズ・レディースのファッションを中心に雑誌やWeb媒体、ブランドのコンテンツ制作などに携わる。旅とお酒(無類のビール好き♡)が趣味で、最近は日本人にあまり知られていないアジアの島に夢中。

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