【入園祝いに! 】何年経っても捨てられない。読み聞かせも1人読みにもいい「100%ORANGEの絵本」3選
『ブタベイカリー』/文渓堂

『ブタベイカリー』/作_角野英子、絵_100%ORANGE/文渓堂
移動パン屋さんのブタベイカリーのお話です。ブタさんは毎日違う場所にパンを売りに行くので、その場所に合ったパンを焼いていきます。商店の多い街の真ん中に行く日は、花屋のおばさん用にチューリップパンを、やおやのおじさん向けにだいこんパンを。グランドの近くに売りに行く日は、サッカーやバドミントン、テニスなど各種競技をしている人向けにそれぞれの競技に合った形のボールパンを、というように。販売ポイントに到着すると、ブタさんが「ぶーぶーぶー」とブタハナラッパを鳴らすのですが、ここでちょっとアクセントをつけた読み方をしてあげると、子どもが大喜び。いつの間にかこのくだりでは一緒に「ぶーぶーぶー」と読むようになって楽しかったです。
この世の中にはたくさんの職業があること、いろいろなスポーツをする人がいること。そして、人間以外にも生き物たちが同じように存在し、生活していることがいきいきと描かれています。子どもにとって身近なパンを題材に、どんどん世界が広がっていき、自然と自分以外の多くの人や生き物に目が向くようになる展開が読むたびに素晴らしいなと思います。
この作品のみ、文は『魔女の宅急便』や『小さなおばけシリーズ』で知られる角野英子さん。角野さんらしい優しい世界観が堪能できる1冊です。文章量は年中~年長さんで1人で読めるかなというくらい、ボリュームがあります。メリハリのあるリズミカルな絵柄が可愛く、まだ文字の読めない子なら、一緒にいろいろな形のパンを眺めているだけでも楽しめるはず!

見開きの文章量はこれくらい。年長さんで1人でスラスラ読めるようになるかな、といった感じ。鉛筆タッチの柔らかな線が特徴的です。
otona MUSE K
EDITOR
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