木津明子のこども食堂日記vol.15「大事なスタッフたちを紹介します その1」
こんにちは!
あっという間に1月も終わり、2月に入りましたね。本当に時の流れが速い!! こども食堂レインボーでは、毎回さまざまなスタッフが働いています。今回から数回に渡り、そんなレギュラースタッフたちの紹介をしていこうと思います。まず第一回目は子ども食堂の重要メンバーであり、立ち上げ当初から携わってくれている親友を。私(木津)からの質問に答えてもらうという形式で、お届けします。
まず1人目はみずえちゃん! 私のもう20年来の友だち。昔から優しく、誰に対しても分けてへだてなく接してくれる彼女に何度も支えてもらってきました。子ども食堂のほかのスタッフやお客さんからも信頼が厚く、レインボーに欠かせないメンバーです。※以下、質問は木津、回答はみずえさん
――みずえちゃんは普段はどんな仕事をしていますか?
みずえさん(以下M) アパレルでPRやMDなどを20年以上やっています。今年、2023年からは尊敬する人のブランドに携わらせて頂くことになり、とても嬉しい気持ちです。
――みずえちゃんの家族はどんな人たちですか?
M 夫と息子と3人家族なのですが、3人ともなんとなく似ているようで似ていないかな。でも夫も息子も最大の私の理解者です。3人それぞれの主張が強くて、よいチームだと思っています。
――子ども食堂オープン初日の前日から、泊まりがけでうちに手伝いに来てくれて、とっても嬉しかったんだけど、どうして手伝おうと思ってくれたのか、そのときの気持ちを教えて!
M 行かない選択肢はなかった。ただそれだけだよ!
――食堂を始めてから、みずえちゃんの生活や気持ちに変化がありましたか?
M 私はオープンな性格に見られがちだけど、実はそうでもなくて。本当は新しい出会いに臆病だったのね。年をとってきたせいで、表面的には上手く取り繕えるようになっちゃっただけ。でも子ども食堂にいると、取り繕う必要がないじゃない? 立場でお互いを把握しなくていいというか。大人も子どもも対等で、子どもスタッフも私たちと同じように働くし、お客さんで来てくれる方たちは大人も子どももお客さんに変わりはないし。そういうとてもフラットな環境に身を置いて、会話したりすることで、学ぶことがたくさんあった。出会った人とは、いつも年齢関わらず、付き合っていきたいと思っていたけれど、私が理想としてきた人間関係がここにはナチュラルに存在していて。レインボーに通うようになってから、外の世界でも、より自分らしくというか、ただの人としての自分も、周囲も大切に生きられるようになってきた気がしています。
――「こども食堂レインボー」がスタートして1年半経ちますが、子どもたちとの関わりのなかで印象的なことはありましたか?
M 子どもたちが、私を誰かのママじゃなくて一人の人間として見てくれていることに何より胸が熱くなります。ちょっと忙しいときに子どもスタッフの一人に嫌な物言いをしてしまったことがあって。後から謝ったら、「いーよ」って受け入れてくれたんですよね。そのときから彼女とは友人になれた気がしています。
――これから「こども食堂レインボー」をどんな場所にしていきたいですか?
M 私の理想は常設の喫茶店のような場所になること。いつも誰かスタッフなり人がいて、ほかの誰かの居場所になれたらいいなと思っています。
――みずえは将来どんな人になりたいですか?
M 健康第一で、笑顔を絶やさず、やさぐれず、何事も諦めない! そんな大人になりたい!
とってもフランクなみずえちゃん。熱い目標を聞かせてくれました。いつか一緒に実現できるといいね。次回は、もう1人の重要メンバー、枝比呂子とトークします!
text:AKIKO KIZU