大人のゆらぎは漢方で、低用量ピルで、ホルモンと上手にお付き合いを【30代からの更年期講座】
30代から知っておきたいオトナミューズ更年期講座【ホルモン編】
いずれは誰もが通る道、更年期ー実はプレ更年期も含めると、30代後半から徐々に突入し始めている? そこでドクターに直撃!更年期の正体やミューズ世代が今から取り組んでおきたい対策をたっぷりとうかがいました。
今日からすぐできる対策も!更年期を元気に健やかに乗り切るための方法
善方裕美先生と考えた、心身ともに健やかに更年期をやり過ごすためのホルモンケア法などを編集部のレコメンドアイテムと併せてご紹介。まずは、日常生活の中に取り入れやすいものからトライしてみましょ♪
【全身のバランスをチューニングしてくれる漢方を味方に】
「全身が変化するのが更年期ですが、漢方にはそういうときに起こるゆらぎを上手に調整する力が感じられます。冷え性でむくみやすいなら『当帰芍薬散』、イライラや不安感が強い人は『加味逍遙散』、ほてり・のぼせがある人は『桂枝茯苓丸』といったふうに、症状に合わせて選んでいくのが特徴です。ちなみに、薬局で扱っているOTC医薬品と病院で処方されるものの違いは主に生薬の配合量。クリニックのもののほうが配合量が多いのが一般的です。またクリニックでは症状に合うものを医師に処方してもらえるうえ、保険適用で費用がおさえられるというメリットも。ただ、OTCのほうが気軽に試しやすいので、まずは薬局で自分に合いそうなものを試してみるのも手。なお、配合されている生薬の種類が多い漢方薬ほど、ゆっくりじわじわ効く特性があるようです」
13種の和漢生薬に加え、ビタミン類なども配合。血行を促しからだを温めることで、女性ホルモンと自律神経のアンバランスから起こるさまざまなからだの不調を改善。
1日3回服用する錠剤タイプ。
text:CHIHIRO HORIE
otona MUSE 2023年12月号より