「ファッションアイテムに限らず、ずーっと好きなものを教えてください」。オトナミューズ周辺の素敵な女性たちにそう問いかけたら、とっても個性豊かな答えが返ってきました。ずっと好きなものって、その人を映す鏡なのかもしれません。今日は、ミューズ界隈のおしゃれピープルの“ずっと好き”をご紹介♡
アートディレクター
MAKIKO IKEDAさん
「決めているわけじゃないんですが、バレエシューズは、なんだかんだと毎年買っている気がします。レペットやドロゲリア・クリベリーニが多いですね。サンタ・マリア・ノヴェッラのスズランのオーデコロンは、高校時代から愛用しています。趣味の陶芸は制作中の『無』の感じが心地よくて続けていて、器も10年以上集めていたりもします。また岡村靖幸さんの音楽は不変的だな、と。長年聴いていますが、昔の作品を今聴いても、全く古く感じないのがスゴイ。映画監督だとウォン・カーウァイが好きで、『恋する惑星』や『My Blueberry Nights』は繰り返し何度も観ています」(MAKIKO IKEDAさん)
中央:オーデコロン スズラン 100mL ¥17,600(サンタ・マリア・ノヴェッラ/サンタ・マリア・ノヴェッラ銀座)、右下:サンドリオン バレリーナ¥37,400(レぺット/ルック ブティック事業部)
アートディレクター
福本香織さん
「オトナミューズでもおなじみのEngravers Gothic Boldというフォントは、あるブランドのインヴィテーションを作っているときに私のボスが発見したもの。大文字小文字の並びでも大文字だけでもパラパラ具合が可愛くて、ここにちょっとあるだけで締まるなど、デザインのテンションを上げてくれた思い出のフォントです。またフジイラベルの調味料はどれも美味しいのですが、このドレッシングは生のサーモンでも、焼いたししゃもでも、フルーツサラダにも普通のサラダにも、かけるだけで洒落た味になるのでとても助かっています。パッケージも可愛いのでプレゼントにも!」(福本さん)
左:Toustain-Barville ノルマンディー・ヴィネグレット¥1,680(フジイラベル)
髙島屋ウィメンズファッション
クリエイティブディレクター
長尾悦美さん
「ヒースセラミックスのスタジオマグは、20代前半から愛用。1940年代から続くカリフォルニアの陶器メーカーが作っていて、ひとつひとつハンドメイドの温もりを感じます。色も可愛くて、ミニマムで独特のフォルムが『集めたい』という気持ちにさせるんです。最近立て続けに2つも割ってしまいショック。さらにコロナの影響で本国も制作が当面不可能だそうで急に入手困難に……ダブルショック! ビルケンシュトックのアリゾナは出張先のパリや、コラボしたブランドの店舗を訪れたときなどに購入して増えました。冬でもはきますよ、ソックスを合わせて」(長尾さん)
作家
リリィさん
「ずっと好きなもの、それは『黒 feat.GOLD』です。映画『魔女の宅急便』のオソノさんのキキへのセリフ、『それ、とってもいいよ。黒は女を美しく見せるんだから』に大共感。先日購入したICB×仙波レナさんコラボのパンツも、裾にゴールドのボタンが。小説『ブラックムスク』の装丁もそうだし(ネイルも黒とゴールドにしてる!)、出版時にはモデルの中林美和ちゃんから『リリィ過ぎる!』っていただいたシャネルの香水も黒いボトルにゴールドのラインが入っていました(笑)。黒に、差し色の金。この組み合わせ、ずっと好きですね。これからも変わらないです」(リリィさん)
左下:ウールギャバ ジョグパンツ¥29,920(ICB/オンワード樫山)
ベイクルーズ 執行役員 /
ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス コンセプター
佐藤 恵さん
「マノンフォンゲルカンのフェザーネックレスは、バイヤーになって初めてのニューヨーク出張でオーダーした思い出のネックレス。20年近く前のものです。デザイナーいわく、いわゆるプロトタイプのため今では手に入らないデザインだそう。エルメスのボロボロのコリエ・ド・シアンはパリで購入しました。マリハのカラーストーンリングは結婚、妊娠、MUSE deの立ち上げなど、人生の節目に記念として買い集めています。色石は一点もので同じものは手に入らないので。そして、ずっと変わらないのが、本。読書ではなく、眺める本。全てのインスピレーション源です」(佐藤さん)
いかがでしたか? ミューズ読者のみなさんもずーっと変わらず好きなもの、改めて思い起こして見てくださいね♡