ドイツで妊娠&出産! 診療も費用がかからずNIPT(出生前診断)も一般的なドイツの出産事情って?
ドイツで妊娠!
海外で初めての妊婦生活
妊娠が分かったのは2023年の3月。当時はフランクフルトに住んでいたので、現地の産婦人科にて発覚しました。日本人通訳の方とドイツ人の女性医師からの第一声は「Wunderbar!」(素晴らしい!)。今でも忘れられない大切な想い出です。参考までにですが、ドイツは女性医師の数が非常に多く、年々増え続け世界でアメリカに次いで2番目に多くなっています(2022年度現在)。これまで多くの産婦人科の医師にお会いしましたが、1人をのぞき、全員女性でした。
定期検診は私の場合、臨月に入るまで4週間に1回。心音が確認できると、病院ではMUTTER PASS(いわゆる母子手帳の母親対象の冊子)が渡されます。これを手にした瞬間、自分は母になるのだと実感しました。KINDER PASS(子ども版)は出産後もらうことができます。
医療費についてはほとんどかからないので(※)、診察後に支払いはありません。初めて病院に行ったとき、何もせずに帰ってしまっていいものかと受付でしどろもどろになったことを思い出します。診察費用もそうですが、出産時においても費用はかかりません。ここが日本と大きく異なるところでしょうか。詳しい入院ストーリーは次回お伝えしますね。
※ドイツの医療費は全額保険負担です。
text : HARUKA KOYAMA