作家LiLyさんが手がける新プロジェクト「Bedin」。37℃美容液キャンドルが導くベッドタイム美容とは
Bedinの37℃美容液キャンドル
ベッドの運気をあげれば日々の幸福度はうなぎのぼりに高くなる。ベッドの中で本能を解放することは、深く心地のよい睡眠へとストレートに繋がっていく。
美容と健康がイコールであることはもはや常識で、ならば刺激と癒しを日々セットで得ている者はそれらをどちらも手に入れる。とてもシンプルだ。甘い快楽と深い睡眠。日々のルーティンの一部として、自分の小さなベッドの中で、一人でも二人でもそれはどちらでもよくて、身体があれば誰でも今すぐにできること。
「スリープ」と「フェロモン」。
癒しと刺激。
副交感神経と交感神経。
両方の車輪の大きさを
同じくらいに揃えることで
「自律神経」は安定するという。
まずは「フェロモン」。「スリープ」は現在開発中。対極の二種類を作る予定の「37℃キャンドル美容液」は火でとかして使うボディ用セラムのプロダクト名で、こちらも商標申請中。
ブランド名「Bedin(べディン)」の由来は、オノ・ヨーコとジョン・レノンが「戦争よりもベッドの中で愛し合おう」とメディアの前でベッドインした平和活動パフォーマンスからつけた。
まるで青汁のCMみたいに、最後に宣伝がきてガッカリだぜみたいな流れを感じさせてしまっていたら「ごめんなさい」だけど、聞いて欲しい。これはただのエッセイじゃない。物凄いエネルギーと時間を使ってわざわざ起業してブランドをローンチするまでして伝えたいメッセージが「これ」なのだから、文章でもこうして伝えさせて欲しい。
家の中に自分だけの部屋なんて持っていない、育児に追われて疲労し切ったママの夜にも、家族を持ちたいと願いながらも恋愛が上手くいかず泣いているシングルガールの夜にも、夫婦のベッドが冷え切っていて傷ついているミセスの夜にも、優しい光を灯せますように。そう祈る理由は他ならない。私自身がそんなミセスだったしガールだったしママだったからだ。
キャンドルを灯して行う「ベッド内美容」は、
現代女性の心と身体に必要な儀式だと 思っている。
―あなたのベッドを、パワースポットに。
photograph_TESUN HIRAMOTO styling_ERINA KAWASE
otona MUSE 2024年4月号より