LIFESTYLE

吉田怜香さんの自宅から学ぶ、
心地いい暮らしのヒント

日々どんなモノを使うかは、暮らしを形作る大きな要素。2022年を清々しくスタートするために、このタイミングで身のまわりのモノを見直し、新しく買い替えませんか? そこで、SNSにアップされる家時間の様子が素敵! とミューズ界隈でも注目を集める「Life’s」ディレクター 吉田怜香さんのご自宅取材を敢行。“自分らしく心地いい暮らし”を作る愛用品、伺いました。愛おしく、居心地のいい我が家作りのヒントにしてみて。

LIVING
ちょうどいいものがなければ作る。
スキマ時間でDIYもお手の物

木床の特徴的な柄を生かし、ミッドセンチュリーとクラフト感をMIXさせたリビングスペース。「大きめかつ印象的なデザインの照明を配置すると、空間全体のムードがキマりやすい」(吉田さん)とのこと。壁と床を繋ぐ白い幅木は、もともと木目。日本家屋感を軽減するため手作業でテープを貼り白に変えた。

普段、家族で食事をとるのはここ。LA出張時によく立ち寄るお気に入りの店で見つけたテーブルセットは曲線フォルムがまさにミッドな雰囲気。サッシの上にはめ込んだという、ガラスブロックの窓が好アクセント。

壁ぎわに配したサイドボードは「ホームセンターで調達したブロックにネットで買ったガラス板をのせただけ」(吉田さん)のDIYなのだそう。独特な形状の鏡や壁を飾るウォールデコは、高崎にあるお店「SHIROYAMA」で格安で購入。テーブルランプの下に本を積んで高さを出すテクも参考にしたい。

DINING

キッチン脇のダイニング。エーロ・サーリネンのテーブルセットを購入後、「前の家で使ってたネルソンのバブルランプ、合うかも!」と設置。ここではお茶や晩酌をしながらPC作業したり、書き物をしたり。

お気に入りのガラスポットは「YAECA」。

作り付けの食器棚にもひと手間。「付いていたガラスを全部外して、あえてディスプレイっぽく中が見えるように。取り出しやすくもなりましたね。大半は和食器で、色ごとに分けて並べています」(吉田さん)

SUNROOM

引っ越して半月ほど手つかずだったサンルームには、褪せた木目の色と風合いがいいピエール・ジャンヌレのヴィンテージチェアをお迎え。「天気のいい日に、ここで漫画を読むのが何よりの楽しみ(笑)」(吉田さん)

GUEST ROOM

ゲストルームを覗くと、まず目に入るのは存在感のあるスプートニクランプ。ガラスの花器に悠々と飾られた、フォックスフェイスの山吹色もアイキャッチに。フロアライトはLA出張時に一目惚れしたもの。

FLOWER VASES
個性的な形や色使いは
仕事のインスピレーションにも

もはや趣味という花器コレクションやアートブックが並ぶ飾り棚は、馬喰町の古物店「HYST」にて1万円しなかったという掘り出し物。枠だけ残し、中面を全て白く塗り替えてモダンな印象に。大ぶりの観葉植物もムード作りにひと役。

LAやヨーロッパ、メキシコに韓国。旅先や出張先で買い集めたというヴィンテージ中心の花器たち。「花を飾らずともインテリアのひとつ、オブジェとして置いている感覚です」(吉田さん)

いかがでしたか? 「小さな日用品ひとつでも、間に合わせで適当なモノを買うことはない。多分ケチなんです(笑)」と話す吉田さん。“とりあえず”で妥協しないのは、心底気に入ったモノを長く使いたいから。その姿勢が隅々まで反映されたインテリアは、細部にまでこの上ない愛着が感じられ何ともポジティブ。ぜひインテリア新調の際の参考にしてみてくださいね。

photograph:KEIICHI SUTO / edit:NAO MANITA[BIEI]

otonaMUSE 2022年2月号より

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