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小山瑶

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ベビー服もおむつも、授乳室も日本ってイイ!出産後ドイツから一時帰国して感じた子育て環境の違い

①病院事情
産後の母子別室は当たり前?

ドイツでは赤ちゃんを病院側が預かってくれることはありません。朝から晩まで、24時間産まれた瞬間から一緒に過ごします。娘の場合は、産まれた直後から小児科にお世話になったので別室で過ごしていましたが、これは非常にレアなケース。母乳のタイミングでスタッフが呼び出してくれるかたちでした。一方で、日本は(病院にもよりますが)基本母子別室。姉の病院では、夜間に赤ちゃんを預けてスタッフさんに診てもらうことが一般的に行われているなど、産後のママにとっても非常にリラックスできる体制が整っていました。産後の回復が早く、心身共に休まったと姉は話していました。振り返ると、私は授乳も上手くいかず、スパルタ母乳指導をされる毎日……で、心身共に休まる時間は本当にありませんでした。病室も無機質だったのがちょっぴり寂しかったです。

日本の病院での授乳や体温などの記録用紙。これをもとに助産師や医師からのアドバイスを受けるそう。

ドイツでも専門医が何度か見回りに来てくれて、赤ちゃんの心拍を測るタイミングが一日3回ほどありましたが、主に英語を使いながらの検診でした。授乳室はドイツではとくに設けず、全て自室です。なかには、オムツ交換部屋を設置している病院もあるそうで、ドイツの新米パパたちが奮闘している姿が見られるという話も聞きました。

 

私の娘は搾乳した母乳をスタッフさんが代わりに飲ませてくれることが多く、夜な夜なポンプで搾乳したものをスタッフさんに渡し、夜間はそれを飲ませてくれていました。ミルクを作って飲ませてくれてもいいじゃない! と何度思ったことか……、という感じでしたが、スパルタ指導のおかげで今は安定しています。

日本のデパートのおむつ交換台は全てソファー素材で、安心して利用できるなと感じました。

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text : HARUKA KOYAMA

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小山 瑶

小山瑶

小山瑶(こやま はるか)/山形県のテレビ局で4年間アナウンサーとして勤務し、2022年4月からフリーアナウンサーに転身。2022年よりドイツ・フランクフルトで勤務する夫に帯同、引っ越しを終え、2023年8月より同国・デュッセルドルフでの生活をスタートさせる。ドイツに住んでいるからこそな、ホットなニュースを届けている。

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