黒いドレス、結婚指輪は右手に? 日本とドイツのハレの日事情の違いを体験!
結婚式前の伝統儀式
ドイツ流のイベントとは
結婚式の2、3週間前、ドイツでは伝統の独身パーティー、いわゆるバチェロレッテがあります。Junggesellenabschiedといって、友人たちとコスプレをして街を練り歩いたり、パブでお酒を飲んだり、食事をしたりとさまざま。街中の人々にお菓子を配り歩く人もいるそう。
bride to be(未来の花嫁)の飾りと共に。バチェロレッテパーティーの飾り付けを請け負うイベント会社もあります。
前夜にはPolterabendといったイベントが。日本語訳すると“陶器の夜”。文字通りで、新郎新婦が陶器を投げて壊すという儀式があるそう。地域によって異なりますが、これから結婚するカップルの幸運の兆しとして行われるようです。破壊力が大きい、すなわち投げた陶器の破片が小さければ小さいほど幸せになれるそうですよ。その後の清掃はもちろん新郎新婦の仕事。
面白おかしく、楽しそうに投げる様子が見られます。片付けはしっかりその日のうちに。
結婚式の前に行われる行事は、日本だと結納式を指すのでしょうか。振袖を着て行う方も多いですよね。結婚後、振袖は一般的に着ることができなくなるので、日本でいう特別な儀式と言えるかもしれませんね。私は洋館で顔合わせしたためドレスだったのですが、今更ながらあの時着ればよかったかなと、ちょっぴり後悔しています。ドイツに来てから日本の着物文化のよさを改めて感じています。
私はコロナ禍での両家顔合わせ兼結納式だったため、少人数で洋式で行いました。
text : HARUKA KOYAMA