ピンクってダサい、けど愛してる。吉川ひなのが貫く好きな色=ピンクへの驚きのこだわりと劣等感
「わたしの好きな色」
突然だけど、好きな色はなんですか? わたしは……ピンク! わたしのことを昔から知っている人は、わたしが好きな色=ピンクということを知ってくれていると思う。子どものころから今日まで、なんでこんなにも一途にわたしはピンクを追いかけ続けているのだろう。世界を見渡すと、こんなにたくさんのイロで溢れているのに。
でもね、どーしても、ピンク以上に魅力的だと思う色はないの。わたしって多分、自分はおしゃれになれないっていう劣等感を抱えて生きているのだけど、ピンクが一番好きな色という事実がその劣等感を揺るぎないものにしている気がする。だってピンクって、ダサいんだもん。でもいいの。ピンクのせいで劣等感が強まっても、ピンクのせいでさらにダサいわたしになっても、それでもピンクを愛してる。昔わたしが18歳くらい? のときに出したファーストアルバムのタイトルも、『I am pink』。ださっ!
photograph:YASUTOMO SAMPEI styling:AKIKO KIZU hair & make-up:MAIKO INOMATA[TRON] model:HINANO YOSHIKAWA
otona MUSE 2024年7月号より
EDITOR
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