ピンクってダサい、けど愛してる。吉川ひなのが貫く好きな色=ピンクへの驚きのこだわりと劣等感
ドレス¥53,900(ロンハーマン)、オレンジトップス¥50,600(エレフ/全てロンハーマン)、シューズ¥77,000(へリュー/ショールーム セッション) 右ページ:Tシャツ¥15,400、肩に掛けたカーディガン¥39,600(共にアダワス)、パンツ¥31,900(サージ)、シューズ¥96,800(へリュー/全てショールーム セッション)、ピアス¥52,800(ソフィー ブハイ/エスケーパーズオンライン)
この意味はね、ピンクって、赤ちゃんに似合うベビーピンクだったり、ちょっとエッチなピンクだったり、振り幅広くない? わたしはいろんな表情を持っているけど、でもどんなときもピンクなのよ、という意味で、I am pink。へー。改めて意味を書いてみると可愛いじゃん。ダサカワ。わたしはピンクほど特別な色を知らない。だから多分、死ぬまで一番好きな色はピンクなんだと思う。こんなに一途に子どものころから変わらず愛し続けられるものがあるなんて幸せ。どーせおしゃれな人はさ、モスグリーンとか、赤とか、黒とか、キャメルとか、白とか、ベージュとかが好きなんでしょ(すごい偏見?)。わたしだってピンクの次にベージュが好きだし。ふん。だけどなにはともあれピンクの好き度が高過ぎて、その次に好きなベージュは、エベレストとダイヤモンドヘッドぐらいの差があるんだもん。色の好みっていつどんな理由で作られるのだろう。そもそもわたしがピンクをこんなにも愛してしまう理由が知りたいって、この原稿を書きながら思ったのでした。
photograph:YASUTOMO SAMPEI styling:AKIKO KIZU hair & make-up:MAIKO INOMATA[TRON] model:HINANO YOSHIKAWA
otona MUSE 2024年7月号より
EDITOR
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