あえてお酒を飲まない「ソバーキュリアス」を軽井沢で体験。美容ジャーナリスト鵜飼恭子がレポート
食も美容もダイエットも、ウェルネス思考がトレンドを経てあたりまえの考え方になった今、「あえてお酒を飲まない選択」をするひとも増えてきました。レストランに行くと、ノンアルコールやモクテルのドリンクメニューがあり、飲み会でもお酒を強要されることがほぼなくなりつつありますよね。その、あえてお酒を飲まないライフスタイルを「ソバーキュリアス」といいます。言葉の生みの親はイギリスの作家でありジャーナリストのルビー・ウォーリントン。著書に『飲まない生き方、ソバーキュリアス』があります。トレンドは欧米から始まり、USではアメリカ人の約4割がソバーキュリアスなライフスタイルを実践している、という調査も。近年では日本でも浸透しつつあります。
ちなみに飲みたいけれど我慢するネガティブな印象の「禁酒」とは意味が異なるようです。ソバーキュリアスは「あえて飲まないほうがかっこいいよね」というスタンス。
「なぜ飲むか?」
「飲むことでどう感じるか?」
を自分に問い、「健康のこと」を考えたうえでの選択で、「酔わない、眠くならないから自分時間を有効に使える」メリットも。禁酒とはその動機や心理的に大きな違いがあります。
軽井沢の夏、睡眠の質を上げる!?
「ブレストンコート ユカワタン」のソバーキュリアスガストロノミー
プライベートでも何度も訪れている星野リゾートの軽井沢。今回、顧客やメディア向けにソバーキュリアス・ガストロノミーが開催されました。まず屋外で種類豊富なアペロ、ウェルカムモクテルが。その後、レストランのユカワタンへ移動し、着席してコースをいただきます。※通常メニューは、屋外のアペロは着席して行います(天候により変更あり)
さて、本題です。
あえてお酒を飲まずにフランス料理を愉しもう! ついでにキレイになったら嬉しいな、ということで、軽井沢の星野リゾートの一軒家レストラン「ブレストンコート ユカワタン」で「ソバーキュリアスガストロノミー」を堪能してまいりました。
ソバーキュリアス = あえてお酒を飲まないライフスタイル
ガストロノミー = 食事をカルチャーやアートとの関係から考えること
ということは、
王道のフランス料理に合わせてオリジナルで創作したノンアルコールドリンクをペアリングで愉しめるだけでなく、ひと皿ひと皿が、そしてペアリングされるドリンクまでが食材の産地や文化的背景、さらには栄養や心理的なアプローチまで考えた構成だということです! アルコールを摂取しないことで、睡眠の質まで期待できるとも言われています。
365日朝昼晩、自分の変わり映えしない手料理に飽き飽きしていた鵜飼はもう胸が高まり、この日のために近くにある「星のや軽井沢」に前泊したほどの意気込み。いつもより早く目が覚め、深呼吸ストレッチのアクティビティにまで参加しちゃいました。
text:KYOKO UKAI