男性にもハーブティーを!メンタルの不調を機にハーブティーブランド【ロロ】を設立。その想いとは?
オトナミューズでは表紙のデザインを担当し、アートディレクターやデザイナーとして第一線で活躍し続けるセタユウジさん。そんなセタさんが自らのメンタルの不調を機に植物療法と出合い、今ではウェルネスブランド「ROEROE(ロロ)」を立ち上げ、ハーブティーを展開しています。
忙しなく毎日を過ごし、からだからのSOSにすら気付けないまま、いつの間にか不調に。そんな病を事前に予防してくれるような効果のあるハーブティーに魅了され、自身でブランドを立ち上げたセタさん。そんな行動力のある彼に、ロロを立ち上げたきっかけやこれからのストーリーを語っていただきました。
CONTENTS
コロナ渦に起きたメンタルの不調。
自らに備わった自然治癒力を促す植物療法との出合い
――植物療法を学び、ハーブティーをメインにした薬草店「ロロ」を立ち上げたきっかけは何だったのでしょうか?
コロナ禍でメンタル不調を経験して、(メンタルの)調子を整えるのによい、と言われるもの・ことを片っ端から調べて試していくなかで、最終的にハーブを用いた植物療法が自分に合っていると感じ、学んでいくようになりました。
そんななかで、自分が経験して学んだことを活かした、僕にしかできないカタチで、世の中の問題を解決できるようなものづくりがしたいと思うように。
(既存の事業に参入する)後発の僕がどうしたら社会の役に立てるものを作れるだろうかと考えたとき、30年近く携わってきたデザイナーの経験を活かして、ハーブティーをメインにした、手に取る人の気分が上がるプロダクトを作りたいと考えるようになりました。
――メンタルの不調がきっかけだったと思いますが、具体的に植物療法を取り入れようと思った理由などはありますか?
メンタルの不調から回復を試みる中で、薬だけに頼り切るのではなく、もう少しナチュラルな代替療法があるんじゃないかと思ったんです。そのときに出合ったのが植物療法でした。
――もともと代替療法、特に植物療法に興味があったのですか?
それが、全くなかったんです。アロマセラピー程度は知っていたのですが、そういったのは僕たち男性には関係ないものだって思っていたので。いわゆるスパとか、おしゃれなリラクゼーションのひとつだと捉えていました。
おまけにハーブティーもぜんぜん好きじゃなかったんです。仕事中はコーヒーを1日5、6杯飲むくらいコーヒー一辺倒でした。
photograph : KAORI IMAKIIRE
otona MUSE S