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オトナミューズ編集部

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男性にもハーブティーを!メンタルの不調を機にハーブティーブランド【ロロ】を設立。その想いとは?

ハーブティーはただの飲みものではなく
自らをコンディショニングしてくれるツール

シェルフには、ところ狭しと陳列されたハーブやスパイスが。

――そんなコーヒー好きだったセタさんが、ハーブティーのよさに気付いたのは?

 

コーヒーはもともと好きで飲んでいたのですが、当時は飲みたくて飲んでいるというより、惰性で選んでいる部分もありました。こういうことをしているときの飲みものって、こういうものだよなって。

 

でも、ハーブティーはコーヒーと違って五感をすごく刺激するものだと思っています。お茶を淹れるときは茶葉が開いていく瞬間を見て癒されたり、アロマを嗅いで深呼吸したり。ただ淹れて飲んで終わりではなく、メディテーションの一種のようにも思います。

 

気分が落ち込んでいるときにはこのお茶を、逆に興奮して寝られないときにはこのお茶を……など、そのときの気分に合わせて飲み換えるんです。そうすることで、忙しなく過ぎていく一日のなかで、自分の感情と向き合える時間ができる。ハーブティーで自分自身をコンディショニングしていく、という感覚に近いかもしれません。ロロのハーブティーは“コンディショニングティー”としてみなさんに届けたいと思っています。

「お茶を淹れるひと手間がメディテーションの一種となり、仕事の効率をあげるだけでなく、自身を労わる時間にもなるんです」

――私自身、お茶を淹れるそのひと手間が、気持ちや気分の切り替えになって、仕事の効率があがる感覚がありました。

 

まさに、僕が提案したいことはそういうことで。現代社会を生きる僕たちは時間に追われて効率を求めがちだけど、お茶を飲むときだけは味気のないインスタントなものではなく、非効率なことも実はパフォーマンスの質を上げてくれるんじゃないかと思うんです。手間をかけるということは、自分と向き合う時間になり、1歩引いてものごとを考えられるようになる。そうやって手間をかけたこと自体が、自分を大事にしているという風にも捉えることができる。

 

 

――それはセタさんがクリエイティブの仕事をする上でも大切にしていることでしょうか?

 

そうですね。1回手を止めて、お茶を単純に楽しむというか。お茶を淹れることに集中するっていうのは、僕はすごくマインドフルネスなことだと思うんです。そうやってインターバルをとることで、さっきまで気付かなかったような新しい視点が持てたり、目の前の状況を打開するアイデアが浮かんだり。お茶を淹れるその10分でその後の仕事の効率やパフォーマンスが上がるのであれば、 大切な時間なんじゃないかって。

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photograph : KAORI IMAKIIRE

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オトナミューズ編集部

37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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