男性にもハーブティーを!メンタルの不調を機にハーブティーブランド【ロロ】を設立。その想いとは?
ホットでもアイスでもワインで煮だしても
美味しいハーブティーの淹れ方
――ワインで煮だすなんて、斬新ですね! 他にも、大人の女性にオススメの飲み方や効能を教えていただけけますか?
ユリイカはローズマリーやゴツコラ(ツボクサ)、ギンコー(イチョウ)などの成分が脳を活性化させるので、思考をクリアにしたいときや、考えごとをしたいときにオススメです。あとは目覚めの一杯や、午後眠たくなってきたときに、リフレッシュするのにも◎です。この時期はアイスで飲むのもいいですよ。
ウーマンは名前の通り、女性のためのブレンドティーです。レディースマントルやチェストベリーなど、女性特有の不調や悩みにも効果のあるハーブをメインにブレンドしていて、子宮の痛みを和らげてくれ、ホルモンのバランスを整えてくれます。普段コーヒーを愛飲されている方は、予防的な意味でこのハーブティーにしてみるのもいいかもしれません。
ララバイは不安な気持ちや緊張感を緩めてくれる、いわゆるリラックスブレンドです。心を不安にさせるようなネガティブな感情を浄化しれくれるような、カモミールジャーマンやレモンバーベナをブレンドしています。その日一日を労わるように就寝前に飲むのはもちろん、大切な打ち合わせの前など、気持ちがこわばっているときにホットで飲むのもオススメです。
スパイスをふんだんにブレンドしたゴダールは、ホットティーで飲むのはもちろん、ホットワインして飲むのもオススメです。お茶を淹れるときと同様に、200mLの白ワインに大さじ1杯のハーブティーを入れ、鍋肌が少しぐつぐつしてきたら1分ほど煮だし、その後火を止めてしばらくそのままにしておいてください。ここでポイントなのが、通常赤ワインで作ることが多いと思うのですが、白ワインで作る点です。ゴダールは赤ワインのような色味を出してくれるハイビスカスや、ホットワインには欠かせないスパイス、酸味のあるローズヒップをブレンドしているので、もともとスパイシーでコクのある赤ワインより、酸味のあるフレッシュな白ワインで作るのが、ハーブもワインのよさも活かせるんです。
YUJI SETA
Profile_アートディレクターとして多くの雑誌・広告の制作に携わる。自らのメンタルの不調を機に植物療法に出合い、その魅力に開眼。自らウエルネスブランド『ROEROE』を立ち上げる。より深くハーブ を知るため、郷里の三重にある自社農園でハーブ栽培も開始。
photograph : KAORI IMAKIIRE
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