1食を提供するだけじゃなく、ほどよく見守る関係を築く。3周年を迎えた【こども食堂レインボー】は「ナイスな大人」の集まりだった!?
オトナミューズやモード誌を始め、さまざまなファッション雑誌やテレビなどのスタイリングで活躍中の木津明子さん。木津さんが2021年8月から仲間と運営を始めた子ども食堂が【こども食堂レインボー】です。場所は木津さんの住む神奈川県横浜市磯子区洋光台。活動は月に2回ほどの開催で続けられています。さまざまな方々や団体からの支援、木津さんとその仲間のスタッフ、そしてキッズスタッフたちの力を合わせて運営している【こども食堂レインボー】の活動の報告を主催する木津さんよりのメッセージの形で毎月ご紹介してきます。今回はとうとう4年目に突入した【こども食堂レインボー】への熱い思いと、今後の意気込みを語り倒します!
木津明子の子ども食堂日記vo.33「激動の3年間を振り返ってみる」
毎日、暑すぎる〜!
暑中お見舞い申し上げます。皆さん、夏バテしていませんか?
我が家の中学生の娘と小学生の息子ももちろん始まっています、夏休み。子どもたちは夏休みでも、もちろん私は仕事があるので、毎日の子どもたちとのスケジュール調整が大変! ドタバタで明日のことも分からない我が家です。
思い起こせば、2021年の8月に始めた【こども食堂レインボー】。とにかく何もわからないけど「8月に子ども食堂を始める!」とだけ決めて、場所を探して、やっと営業できるようになって。それでも最初の頃は、前日は仕込み&緊張でほとんど寝ていなかったり。仲間がたくさん手伝いに来てくれていても、指示の仕方さえ分からなくて。毎回、反省をして改善する方法を考え少しずつ今の形になっていきました。
【こども食堂レインボー】初日にチラシ配りをして感じた、世の中から見る子ども食堂のイメージは、偏見や差別につながる否定的なもの。この印象をくつがえさないと子どもたちを守ることにはつながらない。誰でも気楽に入ることのできる楽しい場所、安心できる場所にしていかなくちゃと思いました。
たくさんの子どもたちと関わることになってから、名前を覚えることが苦手だった私は子どもたちの名前をメモして覚えることを始めました。「ねえねえ」って呼ばれるより「〇〇ちゃん」とか呼ばれることが私だったら嬉しいと思うから。少しずつ子どもたち、大人の方々、スタッフの仲間で自然にコミュニケーションが生まれて【子ども食堂レインボー】の雰囲気は、今では上々かなと思っています(自画自賛!)。お腹の中にいた子がスタスタ歩けるようになったり、初めはシャイだった子がたくさんお話ししてくれるようになったり、3年間の中でたくさんの成長を見れたことを嬉しく思っています。初めて来てくれる子どもたちも増えて、みんなで楽しくごはんを食べてくれること、笑顔が溢れる場所になっていること、多くの人たちに支えてもらってこの活動が出来ていることに感謝しています! ありがとうございます!