1食を提供するだけじゃなく、ほどよく見守る関係を築く。3周年を迎えた【こども食堂レインボー】は「ナイスな大人」の集まりだった!?
子ども食堂を運営しているとよく聞かれるのが「本当に困っている子どもたちが来ているのか?」とか「必要じゃない人が食べているんじゃないか」など。ときにはメールで学生からアンケートを依頼されたりもします。
もちろん、孤食や隠れているネグレクトを救うことは子ども食堂のテーマです。そこに向けてピンポイントでアプローチすることができる人もいるのかもしれませんが、私たちが目指す【こども食堂レインボー】は、ただ1食だけを提供する場ではなく、そこから繋がるコミュニケーションを生み出す場だと考えています。私自身、幼少期は両親の仕事が忙しかったので、夜ごはんは近所の中華料理屋さんに週4日も通うような環境で育ちました。父も母も大好きでしたが忙しく、あまり話せる時間がなかったので、近所の「ナイスな」おばさんたち気さくにが話しかけてくれて、ほどよい距離感で見守ってくれていたことが嬉しかったんですね。だから私はそんな「ナイスな」大人になりたいと思っています。