吉川ひなの「家庭菜園をやっている時間が大好き」長年の友、YOPPYを迎えたインタビュー
日常の小さなことに感動しながら
—子育てをしながら働くお2人にとって、今、ご褒美のような時間といえば?
H うふふ。わたしはね、家庭菜園をやっている時間が大好きなの。最近また、畑のエリアを広げたり、また別の場所にファームスペースを作っている最中。DIYしたり、いろんなものを育てたりが、他の何よりも楽しい。
Y うらやましー! インスタで見たけど、ゴーヤも育てて、それを浅漬けにしてたやん。あれ、いいなぁと思って見てた。私は、子どもが寝静まった22時から夜中1時くらいがゴールデンタイム。そこでお風呂に入って髪の毛を洗うとか、お風呂上がりにビールを飲むとか、簡単にできることでいちいち感動してる。
H すごい! 眠くならないんだね。
Y うん、睡眠時間はめっちゃ短い。今は、大型犬の介護もしていて、抱き抱えて階段を行ったり来たりするし、夜に散歩に出かけたりもしてるから。でも、ひなのちゃんも生き物係、めっちゃしてるやん。
H わたしの場合は、気がついたら勝手に我が家にやってきたケース。山に住んでるので、いろんな動物がそこら辺にいて、レスキューに忙しい。
Y (笑)。本当に時間があるときだけ、ヨガをして、からだを伸ばして伸ばしまくる。ひなのちゃんみたいに上手にできたらいいなって思いながら。
H ヨガと瞑想は毎朝できたらいいよね。
Y 私は38歳で最初の出産をしたので、体力的に厳しいなと思うときはあっても、子どもから離れたいとは思ったことがないんですよ。それは、出産前にちゃんと自分の時間を謳歌したから。だからどこか外に行かなくても、家の中で自分だけの時間がちょっとでもあれば満たされる。育児と介護でからだは疲れるけど、心はすり減らない。
H よっちゃん、本当にいいママだと思う。ライフスタイルもガラッと変わって、それでいて昔の自分に未練がないのってかっこいい。
Y タフにはなったよね、お互い。私、いつかオーガニックファームをやりたいっていう願望がある。
H いいね、一緒に畑やろうよ!
Y 対談の締めが、「畑、耕そう!」って(笑)。
YOPPY
よっぴー/1980年生まれ、大阪府出身。青文字系のカリスマ読者モデルからキャリアをスタートし、90年代の原宿カルチャーを牽引する。雑誌『CUTiE』『Zipper』などをはじめ、モデル・タレント・歌手として活躍。現在は三児の母。Instagram yoyoyopico
photograph:KAZUTAKA NAKAMURA styling:AKIKO KIZU
hair & make-up:JUNJUN(HINANO), TOMOE ISHIKAWA(YOPPY)
model:HINANO YOSHIKAWA, YOPPY
text:HAZUKI NAGAMINE
otona MUSE 2024年9月号より