令和の新知識"何時に寝ても最初の90分がゴールデンタイム"!?睡眠外来医が良質な睡眠を指南
「時間、リズム、質」が睡眠の良し悪しを測る三要素
A.
大前提として個人差はありますが、やはり睡眠には良し悪しというものが存在します。その基準となるのがこの3つ。まず「時間」ですが、20代から50代あたりまでは平均7〜8時間の睡眠が必要と言われています。ただ、経済協力開発機構(OECD)が発表した先進国を中心とした世界の睡眠時間を比較したところ、日本は韓国に次いでワースト2位という結果に。実際にミューズ世代の方々で十分な睡眠時間が確保できているという人は少ないかと思われます。次に「リズム」とは、平日も休日もなるべく毎日同じ時間に起床し、時差を作らないこと。そして『質』はスムーズに入眠できるかということですが、これはからだの深部体温に関係が。こちらは後半で詳しく説明しますね
text:KAZUKO MORIYAMA illustration:YUKO SAEKI styling:ERINA KAWASE
otona MUSE 2024年9月号より