【頭を空っぽにして!】風間ゆみえさんと1泊2日の小豆島旅。40代編集が、オリーブで心とからだをととのえてみた
風間ゆみえさんに連れられて1泊2日の小豆島オリーブリトリートTRIPへ
「忙しそうだけど、ちょっと休めない? 小豆島に素敵なホテルができたの」。植物療法士としても活躍するスタイリスト風間ゆみえさんへの取材終わり、そう声をかけてもらった。ゆみえさんからの誘いは断らないようにしている。この仕事をしていると、人に会うことも、新しい土地へ行くことも、誰とどう繋がって‟扉”を開けるかが大事だなと思う瞬間が多々あって、旅なんて、まさにそれ。誰とどこにどう滞在するかが、その土地を知る最初の尺度になるし、また来たいと思える場所になるかも、案外それ次第。長い付き合いから、ゆみえさんのセンスには絶大な信頼を置いているし、彼女が推す宿なら今までにない体験ができるかも。「あれ? ちょっと仕事になってきてないか?」と思いながらも、小豆島に行くために飛行機のチケットを取ったのです。
香川県・高松空港から高松港へ。高速艇に乗り込み、降り立ったのは小豆島・土庄港(とのしょうこう)。髪を乱す瀬戸内の潮風に、すでに心はワクワク。そこからさらに車で10分。到着したのは「千年オリーブテラス for your wellness」。
ここは、2011年に日本を代表するプラントハンター西畠清順さんの手によってスペイン・アンダルシア地方から、長い船旅を経てやってきた樹齢千年を超えるオリーブの木があることでも有名なオリーブ農園。オーナーの‟オリーヴ兄弟”が、生命の樹と呼ばれるほど健康にも美容にも恵み豊かなオリーブと在る暮らしを、もっと多くの人に体験してもらいたいと、‟千年続くオリーブの森プロジェクト”を発起。その一環として2023年にオープンしたのが、オリーブで心とからだをととのえるウェルネスガーデン「千年オリーブテラス for your wellness」。
同じくウェルネスをテーマにしたコミュニティROOMYSを主宰する風間ゆみえさんは、このプロジェクトを知り共感。世界各国を旅してまわった経験やスタイリストとしてのセンス、植物療法士としての知識などを活かして、宿泊施設やスパの内装、提供されるサービスまで、いろいろとアドバイスしているのだそう。
そう、つまり、ただのホテルではなかった……。ここは実・葉・枝、全て捨てるところなしと言われるオリーブのすごさをさまざまな角度から体感できる、そんなウェルネスガーデンだったのです。のんきにゆみえさんについてきて、到着後に初めてちゃんと認識し、びっくりする私がまず案内されたのはメディテーションルームを備えたオリーブリトリートスパ。
photo:TAKUMI OTA
cooperation:小豆島ヘルシーランド株式会社