20%も払うの!? 2025年のアメリカのチップ問題「チップフレーション」って?
アメリカ・シカゴに2年間住み、現在は日本でフリーアナウンサーをしている渋佐和佳奈さん。これまではシカゴから現地の最新事情を伝えてくれていましたが、これからはアメリカと日本、両国で暮らしたからこそ気づくトピックスを独自の視点で伝えてもらいます。日本に帰国後、渋佐さんが最初に選んだテーマは海外旅行好きの方にとっても悩ましい問題、「チップ価格の高騰」について。なんでこんなにチップが高いの? 現地の人はどう思ってるの!? リアルなレポートをお届けします!
渋佐和佳奈さんのシカゴ在住日記はこちら
CONTENTS
フリーアナウンサー渋佐和佳奈の日米比較レポート vol.1
2024年3月末に2年間のアメリカ・シカゴ生活を終えて帰国しました。もともと異文化に飛び込むことも、アメリカで感じる自由で開放的なムードも大好きだった私。せっかくのアメリカ滞在、シカゴ観光も国内旅行も、大好きなスポーツ観戦(しかも本場アメリカは世界最高峰の試合が観られる)も、観劇鑑賞もグルメも、貪欲に味わい尽くそう!という思いで過ごしました。
ただ、私のアメリカ生活はそもそもの物価高に加え、歴史的な円安まっただなかでした。シカゴに移った2022年春に1ドル120円に突入したかと思いきや、2年の間に一時151円を超えるまでに。どんどん更新される円相場最安値のニュースを見るたびに、嘆くを通り越して笑ってしまうほどでした……。アメリカでしか味わえないことを楽しむために、普段はなるべく自炊をしたり、観光がてら徒歩移動で節約したり、自分なりに工夫しながらの日々を過ごしたのも、いまとなってはいい思い出です。
帰国後も為替事情は気になり、つねに追っているのですが、2024年7月には1ドル161円90銭台をつけ、およそ37年半ぶりの円安水準を更新!! 一体どうなっていくんだと、2025年も注視するばかりです。