20%も払うの!? 2025年のアメリカのチップ問題「チップフレーション」って?
日本に帰国後に感じた「●●がない」って、最高!!
ラーメン一杯・ハンバーガーひとつに4,000円の超物価高&円安のアメリカから帰国して本当に痛感するのが、「日本は安くても、おいしくて質のいいものが手に入る」ということ。そして「チップを支払う必要がない!!」というのもかなり大きな喜びでした。無意識のうちに、地味にチップにも苦しんでいたのだなと実感します。日本はチップ文化がないのでついつい商品の本体価格だけに目が行きますが、チップで4.5ドル(700円近く)の上乗せって、冷静に考えても高い!
そしてみなさん、先ほどラーメンやハンバーガーの写真に、チップ(20%)とさらっと書きましたが、その率に驚きませんか!?
以前は10〜15%が相場だったチップも、今では15〜25%程に高騰、さらに、これまではチップが不要とされていた場所でも、要求するお店が増えてきているのです。私のシカゴ在住はコロナ禍以降。最初に驚いたのが「あれ、昔って、チップって15%くらいじゃなかったっけ?」でした。そんなチップについて、最近アメリカで「チップフレーション(Tip-Flation)」や「チップ疲れ(Tip Fatigue)という言葉が広がっているのをご存知でしょうか。
チップフレーションとは、チップ(Tip)とインフレーション(Inflation)をかけ合わせてチップの相場がインフレのように上昇したことを指す造語で、インフレが常態化した2023年はじめから使われるようになりました。