群馬・水上温泉郷で見つけた食いしんぼうのためのグルメリスト9選
『地場産夏野菜のマルゲリータ』秘境のピザが驚きのうまさだった!
思い出すだけで食べたい『まいたけとベーコンのピザ』1,700円。安すぎるって。
こちらは『しらすのピザ』1,800円。オレガノとしらすと粉チーズの塩味で食べさせてくれます。
結論から言うと、群馬の野菜ってすっごい美味しかったんです。きのこはもちろん、とうもろこしもプリップリだし、ねぎもなすも美味しいし、ずっと「野菜がうまい」と言い続けていました。その極みがこちら。『つきよ野見晴らしcafe ろば』の地場産夏野菜のマルゲリータです!
調子に乗って普通の『マルゲリータ』も頼んでみましたよね。トマトソース、フレッシュトマト、バジル、粉チーズ、モッツァレラチーズ、オリーブオイルだけのシンプルなお味。ピザの実力はマルゲリータに現れると私は思っているのですが、優しいお味。みなさん、ここはからだによさそうなピザのお店です!
2,000円は正直激安だと思う。同じもの都内で食べたら最低でも3,800円はすると思う、あと、こんな美味しい野菜では出てこないと思う(個人の意見です)。
つきよの見晴らしcafeろば 〒379-1304 群馬県利根郡みなかみ町下牧2198 営業時間11:30〜15:00 月火定休
『猪のパテ』『すっぽんの内臓』お手製ジビエは要チェック!
『お山の食堂 たんとくわっさい』 〒379-1612 群馬県利根郡みなかみ町小日向650−1 営業時間は 18:00 - 22:00 当面の間は不定休
階段を上がり、こぢんまりとした店内はザ・山のビストロな雰囲気。ワインやビールと共に鹿のツノなどが飾られていて「ジビエ食べに来たぞ!」という気持ちが高まります。お値段も良心的。
こちらがすっぽんのコースでいただける、内臓のお刺身。手前にある筒状のものが腸で中央のベージュでプリプリしたものが白子、その上にある紫色は腎臓です。
コースにはすっぽん鍋ももちろん含まれております。
古くから滋養強壮にいいといわれているすっぽん。体内で生成できない必須アミノ酸9種類全てが含まれており、その他にもビタミンA、B群、D、E、カルシウム、鉄、亜鉛、コラーゲンなどが含まれているそうです。むつかしいことは置いといて、プリプリで美味しいです。
6月から8月ごろは鮎がいただけることも。やわらかくて美味しい!
鮎の塩焼きを串にかぶりついて食べていると、ああ、山にきたんだなあと実感します。はむはむ。
すっぽんの白子のお味はとっても淡泊。ごま油とお塩でいただきます。
鮎ごはんなんていう、とーんでもない贅沢も♡
猪のパテ。あれば必食ですぞ!
ちなみに、店内では阿部さんお手製の『熊脂』も販売。1瓶3,300円です。一般的には保湿効果が高いため、手荒れや切り傷の対策に使われているようです。熊脂は清潔なつまようじなどを瓶に入れて肌に塗布するといいらしく、買った人曰く「ちょっとの量で伸びるから、一生なくならないかもしれないくらい減らない」そうですw 私も迷わず購入。
『たんとくわっさい』は基本的に、夜営業で不定休。というのも、オーナーの阿部さんが夜通し猟にいくこともあれば、町に熊が出たりした場合は猟友会として出動しなくてはならないから。訪問予定がある場合は事前に営業を確認したり、予約してからにしましょう。InstagramのDMまたはメールがよさそうです(なにせ、猟してることもあるからw)。アラカルトでも十分楽しめますが、すっぽんのコースは重さで料金が変動するので、1名10,000~15,000円くらいの予算で相談しておけば、安心してお腹いっぱい食べられそうです。
『オクトワンブルーイング』のクラフトビールはマストです
1番のオクトネ・エール、2番のヤマビト・エール、そして5番のカヤバ・セゾンがこちらで醸造されているビールです。
小さなカップ、中くらいのグラス、大きなパイントと、お好きな量で頼めばいいです。アレコレ飲みたい私はカップでおかわりしまくり。
こちらが5番の「カヤバ・セゾン」のカップ 550円です。
お気に入りの「カヤバ・セゾン」。おみやげでも購入できます。オンラインストアもあって、6本で3,960円(送料は別)。
結局「ヤマビト・エール」もおみやげで買って帰ったよね。
店頭では駄菓子が50円で置いてあったり。まだ新しい醸造所ですが、地元の人にも愛されていることがわかるお店でした。オーナーは水上出身でいわゆるUターン組。
おつまみも、ソフトドリンクもあるから飲まない友だちやお子様連れでも大丈夫。近所にあったら入り浸りたい。
『オクトワンブルーイング』 〒379-1617 群馬県利根郡みなかみ町湯原702-2 営業時間 平日16:00〜20:00 土日祝14:00〜20:00 定休日 火・水曜日
ロープウェイに乗るときから、ずっと気になっていたの、あのポスター。
ロープウェイとリフトの乗り継ぎ地にあるレストラン『ビューテラスてんじん』では、新名物の「谷川岳パングラタン」もいただけます。ソースが倍量使われているこちら、かなりオススメ!『谷川岳パングラタン』1,400円。
まだグツグツ言ってるよ!
野菜が大きくて美味しいから食べごたえがあるんです。1,400円か、観光地価格だなーと思ったら結構これでお腹ふくれてしまうので「やっぱり水上周辺一帯、価格設定ちょっとバグってんな……」と思い直すに至りました。
ソースをたーっぷりつけて食べても余るくらいソースがあるわけ! うれしい! ソースいっぱいってうれしい!
『谷川岳ヨッホ by 星野リゾート』 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽湯吹山国有林 tel.0278-72-3575 受付時間 8:00~17:00 4月と11月の年2回、メンテナンス休業あり。 5月~10月までは無休。冬季の定休日については公式サイト/SNSで告知。
『蛍雪の宿 尚文』なんだかんだで宿のごはんが最強
前菜的に出てくる『奥利根の幸』がこちら。自家製の「岩魚と牛乳のソース」「ピリ辛からし麹ソース」「手作り蕗味噌」をつけていただきます。スモークチーズ、鶏ハム、武尊サーモン、ビーツ、ラディッシュ、トレビス、オクラ、ミニトマト、モロッコインゲンがラインナップされております。全部美味しいです。
武尊サーモンは、群馬県川場村で養殖されているニジマスのブランド。お肉もお野菜もお魚も、こちらのプレート、すべて奥利根で採れたものだけで構成されているのです。
こちらが野菜たっぷりの『薬膳鍋』。お椀の中にしょうが、クコの実、まいたけ、しいたけ、ニラ、水菜、青梗菜、たもぎ茸、鶏肉などがごっそり入った野菜たっぷりのお椀。お味は鶏ガラベースの優しいお味です。
まいたけデカッ!! 食べ応えもあって本当にきのこがおいしいんです。
『谷川岳』水が美味しいなら、日本酒も美味しいわけ!
微発砲の日本酒『水芭蕉』を同席の方がお飲みになっていたので一口いただきましたが、ほんのり甘くて、「微か?」と思うほどスパークリング感があって、エレガントなお味でした。
道の駅などおみやげが買える場所でよく見かけたのが『谷川岳』という日本酒。純米大吟醸、超辛純米など種類がいくつかあるのですが、こちらは源水吟醸。毎日でもいいなあ、と思うほどスッキリ飲みやすいお味です。
珍しい白いウインナーもあります。私は左の季節限定の「ベアラオフヴルスト」を購入して自宅でなんとなくいただきましたが、それはそれは肉々しい美味なウインナーで感動しました。焼いて食べても、スープに入れて食べても、どんな場所でもこのウインナーが主役になる、そんなお味。
育風堂さんのトラック。デザイン可愛い。
こちらが持ち帰った「はもんみなかみ」1,193円分です。チビチビ削ってチビチビいただいています。幸せは少しずつ味わうことができるのだと、「はもんみなかみ」が教えてくれました。
『育風堂精肉店』 群馬県利根郡みなかみ町大穴814-1 営業時間 10:00~18:00 水曜定休 (レストランは平日11:00~14:00、土日祝11:00~17:00)
なんだかんだいっていちばん美味しかったのは『水』
ホテルの洗面所の蛇口。水はこれを飲んでくださいと書かれてあり、実際飲んだら激ウマなんですよね。
谷川岳ロープウェイを上がった地点で飲める湧き水。甘い、うまい! 口あたりが柔らかい軟水で、10度くらいの冷たいお水がちょろちょろずっと流れているんです。もったいない、ホースくっつけて自宅まで引っ張って帰りたい!
『仙ノ倉万太郎』をそこらの温泉まんじゅうと一緒にするべからず
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