【GWに行きたいスポット@東京 vol.2】大人も夢中! デザインあ展neo

デザインあ展
今回のテーマは行為(動詞)
NHK Eテレの番組「デザインあneo」のコンセプトを体験できる展覧会が「TOKYO NODE」でスタート! 番組も大好きで、4年前の「デザインあ展」でも目いっぱい楽しんだ我がファミリー、これは外せませんということで、さっそくチェックしてきました。
今回のテーマは「行為(動詞)」。各展示室には「あるく」「たべる」「すわる」などと言った動詞ごとに、体感ができる35点の作品がならびます。
大人の方が夢中に!?
練りに練られた展示
会場にはいると、大人たちが真剣そのもの。番組が子ども向けだから……と思っていたら大間違い! 大人だって思いっきり楽しめる、そんな展覧会のパワーを感じました。また、展示のひとつひとつが、ふだん何も考えないで身の回りにあるデザインを、改めて意識させ、考えさせ、体験させるような仕掛けになっていて、どれだけ緻密に練られて作られたんだろうと、感嘆を覚えるクオリティに。
具体的に言うと、普段何気なくわたっている横断歩道の白線の幅はなぜこの太さなの? 道具の持ち手はどんなかたちがあるの? などなど。漫然としか見ていなかったものにも、全て意味があり、デザインされていることに気づかされます。それこそ、展示会の総合ディレクター佐藤卓氏が述べていた「日常生活にデザインと関わりのないものは何ひとつない」という言葉につながっていきます。
【展示⑤横断歩道はどれ?】 さて問題です。横断歩道の幅はA・B・Cのどれでしょうか?
【展示⑭もちてのむれ】 持ち手のデザイン。ハサミの持ち手もさまざま。
【展示①イントロダクション~動詞の庭~】人がいないのに書かれた動きをする道具たち。人間を引き算したら、違う視点が出てきます。
【展示⑦オノマトピース】食感を表す、ふわ、サク、ジュワ、という丸いピースを積んで、食感から食べ物を考えるという遊び。
そんな視点で見ても、単純にゲームのように楽しんでも、360°楽しめる展覧会。1度だけではなく、2度3度訪れても、そのたびに新たな発見がある気がしてなりません。全ての展示を体験しようとすると、かなり時間がかかります。ぜひGWには、1日かけてゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか?
最後の仕上げは自分の身体で
「あ」を完成させて!
台の上にのって、微妙に身体を反らせば「あ」の縦ラインが完成です。あなたはどんな「あ」を描く? こどもたちは両手をあげて「あ」を完成させてね!
デザイン展neo (Design Ah! Exhibition neo )
会期:2025年4月18日(金)~9月23日(火・祝)
開館時間:10:00~19:00(入場は閉館の30分前まで)
※ただし4月23日(水)および各月第一・第三水曜日は17:00閉館(16:30最終入場)。9月17日(水)は19:00閉館。
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズステーションタワー45F)
料金:一般 2,500円
高校生/中学生 1,200円
小学生 1,000円
2歲以上 500円
2歳未満 無料
※日時指定制
※小学生以下の入場には保護者の同伴が必要。※障がい者の介助者の方は1名無料。
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text:KYOKO SHIMIZU[otona ROSY]
EDITOR
otona ROSYは、美容をもっとアカデミックに知りたいアラフォーのための美容専門誌。年齢に抗うのではなく、スマートに楽しく、今ある自分のキレイを最大限に引き出す美容法を様々な角度からご紹介します。