otona ROSY

門司紀子

クラシカルな魅力が残る、至福のステイ! グランドオープンした「リーガロイヤルホテル大阪」試泊レポート

足を踏み入れた瞬間から、華やかさに胸が高まる!

広々として華やかかつエレガントな雰囲気のレセプションロビー。床一面に敷かれた日本最大級の大緞通「万葉の錦」はこれまでの歴史に敬意を表して、そのまま継承。鳥模様金蒔絵が施された柱も2面は金蒔絵を生かしながら、もう2面にはグレーンペンミラーを配して躍動感と奥行きを感じられる作りに。

 

リーガロイヤルホテル大阪は、日本を代表する建築家・吉田五十八氏により設計された“日本の伝統美”を取り入れた和洋折衷の文化融合により設計されたもの。今回のリニューアルではそのレガシーを尊重し、魅力を際立たせながらも、「中之島」という土地に欠かせない「水」を意識し、『伝統美と水の融合』を図ったそう。

 

約1年にわたる全面改装は客室のみならず、宴会場やレストラン、ロビーなど公共エリアも。伝統や歴史を尊重しクラシカルな雰囲気を残しながらも、新しい感覚を融合させてリニューアル。どの部分を残して改装していくのか、議論にはかなりの時間を要したのだとか。ホテル内の客室は1001室、宴会場は大小含み56個、さらにレストランが18軒(テナント含む)も。大阪最大級のホテルは万博の英国パビリオンのパートナーであることもあり、万博開催の10月までは客室稼働率がかなり高い模様ですが、大阪滞在の際にはぜひチェックしてほしいホテルです。

 

ホテルがあるのは、行政・経済・文化施設などが集まる水と緑豊かなエリア・中之島。大阪駅(梅田)までは無料送迎シャトルバスでわずか15分ほどの好立地。都会でありながらも川沿いなので心地よく風が吹き抜け、抜け感たっぷりの立地も魅力的なポイント!

立体感あふれる西陣織の屏風も圧巻!

レセプション正面の壁には、西陣織の老舗「HOSOO」のオリジナル作品を採用。ふくらし織という伝統技法を大胆に応用し、生地の表面が大きく浮き上がるような立体効果を生み出し、雄大な水の躍動感を表現。見る角度や光の反射により表情が異なるので、いろいろな角度から何度も見たくなる美しさ!

優雅なひとときを過ごしたいメインラウンジ

エントランスロビーの奥に臨むメインラウンジ。四季折々の表情を見せる日本庭園を望み、天井の「紫雲」をイメージしたシャンデリア、堂々とそびえる黄金の柱、レトロなフォルム&色合いが美しい椅子まで……全てが美術品のような煌びやかさ。窓の外の落差10mの滝を眺め、川のように流れる水のせせらぎを心地よく感じながら、非日常の時間へ……。

NEXT PAGE

text:NORIKO MONJI

otona ROSY TOP

WRITER

門司紀子

門司紀子

学生時代に女性ファッション誌のアシスタントとして雑誌作りのキャリアをスタート。フリーランスエディター&ライターとして、美容、旅、食、レシピ監修まで手掛ける。強靭な胃腸&体力をもち、国内外を貪欲に旅する弾丸トラベライターとしても活動中。とくに台湾を愛し、訪台歴は60回以上。台湾の充実の食ガイド『台北エリア別満喫旅 食べまくり!』をはじめ、著書4冊。

SHARE

  • x
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE

Pickup

Weekly ranking

VIEW MORE