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門司紀子

街ナカホテル「OMO5 金沢片町 by 星野リゾート」で、金沢の歴史&伝統文化にどっぷり浸る旅

街ナカホテル「OMO5 金沢片町 by 星野リゾート」で、金沢の歴史&伝統文化にどっぷり浸る旅

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北陸の人気No.1の旅先といえばやはり石川県金沢市。2022年の開業以来「金沢に暮らすようにくつろぎながら、金沢の新たな魅力に浸れる」と大人気の「OMO5 金沢片町 by 星野リゾート」に滞在し、金沢の伝統文化にたっぷり触れる1泊2日の大充実の旅をレポートします! 

ホテルは金沢の街を大満喫できる好立地に!

どこを旅するにもホテルの立地って大事ですよね! 金沢など歩き回って食も文化も買い物も…いろいろ体験したい旅ならなおさら、徒歩圏内の充実度、さらにバスなど公共交通機関の便利さなども考えてホテル選びをしたいもの。

 

今回うかがった「OMO5 金沢片町 by 星野リゾート」は、約400年もの歴史を誇り日本最古の商店街ともいわれている「片町商店街」に位置し、北陸随一のグルメタウンともいわれる好立地。金沢のグルメのみならずアート、伝統工芸や歴史文化を堪能できるスポットが徒歩圏内に多数。街を楽しみ尽くすためのサービスも充実しているのが魅力です。金沢駅からはバスで約10分(香林坊駅下車徒歩約4分)と、駅からのアクセスも良好。

滞在中活用しまくりたい、ご近所マップも必見

エントランスを入り1Fのパブリックスペース「OMOベース」には、ホテルのご近所の魅力的なスポットが紹介された「ご近所マップ」が。街をこよなく愛するスタッフの方々が実際に足を運び、おすすめしたいスポットをまとめたもの。食通や業界人が足を運ぶ知る人ぞ知るお店や、ツウな飲食店、伝統工芸品を扱うお店など、すべて徒歩圏内で行けるスポットなので、滞在中のさらなる充実度アップにひと役買ってくれそう! 

館内にちりばめられた、金沢のさまざまな伝統工芸品も必見! 「あ、これも!」と見つける楽しさも。お土産コーナーにはセンスのいい厳選されたお土産ものもそろっていているのもポイント高いと思いました。

客室はコンパクトながらも使い勝手抜群の居心地いい空間!

客室はニーズに合わせて6タイプ、全101室あり、今回は「クイーンルーム」に宿泊させてもらいました。入り口で靴をぬぎ、スリッパなしで寛げるスタイル。広々としたクイーンサイズのベッドに、作業スペースとしても使える大きなデスク付き。PC作業もこなしながらの滞在にもぴったり。バスルームにはもちろんバスタブがあり、洗面台も広々。ベッドの下にはトランクが収納できるスペースもあり、長期滞在にも◎。

スーペリアルームには洗面台が2つあり!

スーペリアルームはツインベッドに洗面台がふたつ、バスタブつきバスルームつき。洗面台がふたるあるのは朝の準備の際に渋滞しなくて済むし、ありがたい気遣いですよね! 女子旅に、親子旅に、カップル旅にもおすすめです。ほかにも家族旅・グループ旅におすすめの定員5名でキッチン付きの客室「OMOハウス」も人気だそう。

客室内にも金沢らしさを感じる仕掛けが

すべての客室に、オリジナルデザインの九谷焼のそばちょこや、雪つりデザインのクッションが配され、客室にいても金沢の文化に触れられるのもうれしいポイント。このかわいいそばちょこはフリーカップとして使用でき、お土産コーナーで販売も。旅の想い出にもぴったりです。

1Fにはランドリーやロッカーも!

ホテルの1Fには長期滞在時に役立つランドリー(有料)や、チェックアウト後の荷物預かりにも対応するロッカーも完備。アメニティは必要なものをピックアップするスタイルで、時代のニーズにフィットしたホテルだと再実感しました。

金沢の歴史・伝統文化に触れる その① 「加賀水引 津田」でアクセサリー作り体験

今回は金沢を愛するホテルのスタッフさんに事前に魅力的なスポットをうかがい、ホテルのアクティビティのほかにも、さらにスペシャルな体験を多々させてもらいました! 

 

まずはじめは100年以上続く「加賀水引」の専門店「津田」さんへ。


水引というと結婚式のご祝儀袋でなじみがあると思いますが、ご祝儀袋はあくまでも平面。平たく折り畳まないボリューミーな華やかなフォルムで独創的な発展を遂げてきたのが「加賀水引」です。こちらのお店の創業者である津田左右吉さんという方が造形的な水引の結びを編み出し、全国に広まるきっかけを作ったのだとか。

もともとは結納などお祝いの品を献上する際などに、和紙を立体で折って包んで、立体的な水引で結んで飾り付け、美しい書を添えるのが「加賀水引」の流儀(写真左上)。店内には独創的で斬新すぎる水引作品の展示もあり、目を奪われます。加賀水引を応用した多彩な商品が並ぶ中、シックな黒のアイテムが並ぶコーナーが圧巻で印象的でした(写真右下)。

水引アクセサリー作りスタート!

加賀水引 津田さんでは事前予約制でアクセサリー作り体験が可能。まずはサンプルをチェックし、どのアイテムを作るかを決めます。今回はイヤリング&ピアスを作ることに。

水引は長野や愛媛など水がきれいなところに産地があるそうで、和紙を細く裂いて水を含ませながら縒っていきこよりを作り、糊などで固めたところに、色のついた色やフィルムを巻き付けて作られています。何十色も用意された中から、まずは使いたい3本をチョイス。

レクチャーしてもらいながら水引を結んで形を作っていく

もう一度やってみて、と言われても、なにがなんだかもうわかりません(笑)! が、丁寧にレクチャーしていただき、左右ふたつのお花ができました! 繊細でありながらも、しっかり結んでいかないとほどけてしまう&形がきれいに出ないので、かなり力を要する作業なことに驚きました。

自分だけのオリジナル作品ができあがり!

水引の端をカットし、ボンドでイヤリングやピアスの金具に固定させれば完成! 同じデザインでも色の組み合わせ次第、色の順番次第でも、無限大に印象変化可能。手先の作業が好きなライター門司、結び方は忘れてしまったのでもう一度習わないとですが、ハマり出したら抜け出せなくなりそうな楽しい世界です(笑)。

まるで売り物みたい!

最後は台紙にはめて、ケースに入れて持ち帰ることができます。私は母への誕生日プレゼントに。自分の手作りのアイテムが、リアルに売り物みたいな状態で持ち帰ることができるのがうれしすぎました! 

ちなみに、ホテル内1FのOMOカフェ&バルでは、津田さんの手掛けられた水引のオブジェが多数飾られているので、要チェック!

加賀水引 津田

金沢の歴史・伝統文化に触れる その② 「金沢片町味わいまっし散歩」でさらなる旅のアイディアをもらう

OMOといえば、コレコレ! 日本各地のOMOで開催している宿泊者限定の名物ローカルツアー。金沢を愛し、街を知り尽くしたOMOのスタッフ〝OMOレンジャー〟が、さらなる地元の魅力を前のめりにプレゼンしてくれるお散歩ツアーに参加してきました。

 

ホテルの近所を徒歩で巡りながら、金沢の食文化のルーツや食と伝統工芸のつながり、観光スポットの由来、レンジャーおすすめ&人気の食事処など、話を聞きながらのお散歩ツアー。宿泊者は無料で参加でき(10名限定/要予約)、このままここで食事をしたい、もっと店主の話を聞きたい、などのニーズがあれば途中離脱も可能。

参加者限定、人気和菓子店での試食も!

道中では人気の和菓子店「茶菓工房たろう」に寄り、参加者限定の至れり尽くせりな試食タイムも! 要予約とはいえ無料のアクティビティでこのサービスがついてくれるのはうれしい限り。「たろう」さんは、伝統的な和菓子の技術は残しながらも素材の垣根を取っ払い、コーヒー、ピーナツバター、チョコレートなどの素材を取り入れた斬新な和菓子が大人気。斬新なアイディアを盛り込んで作られたお菓子は、想定以上の新しいおいしさでした! 

 

「金沢片町味わいまっし散歩」は金沢に何度も足を運んだことがある人でも、新たな発見があるはず! 金沢の奥深い魅力にさらに心躍るひとときでした。

茶菓工房 たろう

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photo&text:NORIKO MONJI

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門司紀子

門司紀子

学生時代に女性ファッション誌のアシスタントとして雑誌作りのキャリアをスタート。フリーランスエディター&ライターとして、美容、旅、食、レシピ監修まで手掛ける。強靭な胃腸&体力をもち、国内外を貪欲に旅する弾丸トラベライターとしても活動中。とくに台湾を愛し、訪台歴は60回以上。台湾の充実の食ガイド『台北エリア別満喫旅 食べまくり!』をはじめ、著書4冊。

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