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よしひろまさみち

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「悲しい出来事も役を通して消化していける」4月25日公開映画『花まんま』有村架純インタビュー

「悲しい出来事も役を通して消化していける」4月25日公開映画『花まんま』有村架純インタビュー

関西弁のおかげか、全員とちゃんと仲間に入れていただけた感があって嬉しかったです

――関西弁のセリフというのもプラスに働きました?

 

有村 もちろんあります。やはり自分にとってはあの環境で生まれ育ってきたので、根本的には関西人。会話のテンポ感とか、会話のニュアンスとか。必然的に感じられるものはあります。それに、スタッフの皆さんもみんな関西の方だったので、ほぼみんなで関西弁。鈴木さんも関西弁ネイティブですし、私もオフカメラの場で関西弁になりました。そのおかげか、全員とちゃんと仲間に入れていただけた感があって嬉しかったです。

 

――心に残っているロケ場所は?

 

有村 結婚式の準備をしているシーンで、神戸ポートピアホテルをお借りしたんですが、ポートピアホテルは実は別の作品でも泊まったことがあったので、その時を思い出しました。また、別の作品でも、ポートピアホテルの近くのカフェで撮影したこともあって、すごく縁の深い場所なんです。数年前なんて、ポートピアホテルの近くのカフェで撮影していたとき、ホテルで働いていた地元の友だちから「撮影があるんでしょ?」と連絡があって、彼女が仕事終わりに来てくれたんです(笑)。

 

――地元だと、そういうハプニングが!

 

有村 そうなんです。うれしいハプニングですし、普段から地元の友だちとは連絡をとっているのですが、なかなかプライベートで帰る機会がないので、ほっこりする瞬間でした。

 

――では『花まんま』のキャンペーンで帰るのが次の機会?

 

有村 多分そうなります。

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interview & text:MASAMICHI YOSHIHIRO
photograph:KAZUYUKI EBISAWA[MAKIURA OFFICE]
hair & make-up:IZUMI OMAGARI
styling:SEGAWA YUMIKOumiko

衣装:エンフォルド

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WRITER

よしひろまさみち/映画ライター

よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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