相反する彼女。
世界で活躍するフォトグラファー
TAKAYが佐田真由美をシューティング!
direction by TAKAY
モデル・佐田真由美が今気になっているクリエイターを招き、自由にディレクションしていただく隔月連載。今月は世界で活躍するフォトグラファーのTAKAYさんに、強く美しい彼女を表現してもらいました。
あくまで彼女らしさが大切
「打ち合わせで佐田さんにお会いした際、ドレスが着たいな‥‥、とおっしゃっていたので、それをベースに考えました。フェミニンとマスキュリンといういわば対局にある衣装、そしてヘアもそれに合わせて思いっきり盛ったものとそうでないタイトなスタイルに。あとはでき上がった姿を見て、最終的にどう撮るかですよね。作り込んでも彼女らしさが出るように、佐田さんにとってベストなポートレートが撮れるように、ということは意識しました」と、撮影後に話してくださったTAKAYさん。
一方真由美さんは、「普段と違う自分になれるのがモデルという仕事の醍醐味だなということを今日改めて実感しました。アートのようなヘッドドレスを着けて、ドレスを着て‥‥、まだ夢見心地。本当に最高だった!」。
真由美さんは普段と違う自分と言っていたけれどそれはあくまで姿の話。写真を見ると彼女らしさが強く伝わってくるから不思議で、素敵だ。
TAKAY
1996年に渡英し、「i-D」誌でキャリアをスタート。現在はNYと東京を拠点に数々のファッション誌や広告の撮影など、ワールドワイドに活躍。美術館に作品が出展されることも多数。2020年に『Fluence: The Continuance of Yohji Yamamoto』、2022年に
『INPRAISE OF SHADOW』を出版。