「ジュエリーは老後のための投資」「ロゴに頼らない」金子綾と百々千晴が語る【40代のラグジュアリー】
百々さん(以下D)金子さんとこうして面と向かって話すの、実は初めて。オトナミューズじゃなきゃ、なかなかお会いする機会がないですよね。
編集部(以下編)初セッションよろしくお願いします♡ うちの読者アンケートや公式Webサイトの閲覧データを見ていると、お2人が買ったものや注目しているトレンドの記事への関心度がすごく高いんですよ。
金子さん(以下K)ありがとうございます(照)。
編 読者にとって自分を投影しやすい、理想的なスタイルアイコンなんだと思います。だから、今回はそんなお2人に近ごろのラグジュアリーなお買い物事情を伺いつつ、40代半ばになった今、買い方や価値観の変化について聞きたいなと思って。最近、どんなものを買いました?
D えー、なんだろう。そう言われると思い出せない。想像されるほど、ばかすか買ってないんですよ(笑)。欲しいものに出会ったら買うけど、ここ半年はそんなにかな。
編 いやいや、絶対ありますって。今日着てるレザージャケット、この間、一緒にいるときにプレスルームでやっぱりいいねってチェックしていたプラダのですよね?
D あ(笑)。あの後、買っちゃった。
編 ほら! 他には、他には?
D なんだか確定申告のときの税理士さんばりにグイグイくるね(笑)。
K 私は最近より一層“どこのブランドなのか分からない”ものを選ぶようになったかな。基本的にモノトーンの服が多くて、スタイルのベースはコンサバなので、そういうラグジュアリーブランドのものって、生地やシルエットの美しさですでに圧倒的な存在感があるんですよね。素敵な服は着たいけど、変な迫力は出したくない。そうでなくても年齢的に圧があるから(笑)。そういうバランスを意識するようになりましたね。
D 私は洋服に関しては、そのときのトレンドやムードを取り入れる感じかな。その代わり、ジュエリーや時計といった貴金属には躊躇せず投資します! 老後は高級老人ホームに入って、楽しく長生きしようと決めてるので、その資金源でもある(笑)。たくさん使って、いざとなったら、全部つけて入居して、死ぬまでとことん活用しますよ。
一同 (大爆笑)
※この特集の掲載アイテムは全て本人私物です
photograph:NAOKO ISEKI interview:HIROKA AMANO
otona MUSE 2025年7月号より
EDITOR
37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。