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「怒りも悲しみも、笑って流す力を」田畑智子が語る日韓共同ドラマ『私の夫と結婚して』と今の自分

「犠牲の羊」にならないために大切なこと

誰かのために我慢して、いつのまにか自分を見失ってしまう。働くなかでそんな経験を持つ人は多いはずだ。本作の登場人物たちも例外ではない。田畑さんが演じた住吉もまた、ときに“犠牲の羊”的な立場に置かれながらも、静かにそこに立ち続ける。

 

「働いていると、無意識に我慢してしまうことって誰でもありますよね。でも私は、“犠牲”という言葉をあまり使わないようにしていて。どうせやるなら楽しんだ方がいい。起きたことを“自分への課題”くらいに思っていた方が、しんどくならないですから」

 

この「自分への課題」という視点は、田畑さん自身のキャリアの蓄積からうまれたものである。重たいことがあっても、それを“よくあること”と笑える余裕。それがあるかどうかで、人生の風通しは大きく変わるのかもしれない。無理をしすぎる必要なんてない。全部を完璧にやろうとするから、呼吸が詰まる。田畑さんはその呼吸の仕方を、長いキャリアの中で少しずつ覚えてきた。

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【衣装クレジット】
ドレス:furuta
問い合わせ先:https://maisonfuruta.com/

photograph_TAKAHIRO SAKAI styling:REIKA IIJIMA hair & make-up:EMI SUYAMA

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37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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