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「子どもが大きくなったら観せたい」ホラー作品と再会! 菅野美穂が語る最新映画『近畿地方のある場所について』

©2025「近畿地方のある場所について」製作委員会

また、菅野さんらしい視点で語られるホラー作品の意義も興味深いもの。


「面白いのは、作品の中で“怯えるのは誰か”という点。私、今回はほとんど怯えてないんですよ。感情をあらわにしているシーンはあるんですが、キャー! と叫んだり、取り乱したりはほとんどない。むしろ、怯えているのは赤楚さん。私としても、アラフィフの女がキャーキャー騒いでいる姿を一体誰が見たいんだろう? と思ったんです。ホラー作品は若い女性が恐怖に震えるのが定番の構図ですが、この作品はそうじゃない。私のキャラクターは肝が据わっていて、冷静でありながら、その内側ではさまざまな思惑を抱えている役どころ。一方で赤楚さんが演じる若い男性が取り乱してる姿は、コントラストが際立って、ものすごく新鮮でした。ああいった“美しい動揺”はホラーだからこそ出せる表情ですし、普通のドラマではなかなか見られない。そういう意味でも、ホラーは俳優の新しい表情を引き出せる、特別なジャンルなんだなと改めて思いました」

©2025「近畿地方のある場所について」製作委員会

©2025「近畿地方のある場所について」製作委員会

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photograph:AKINORI ITO[aosora] styling:CHIKAKO AOKI hair & make-up:TAMAE OKANO model:MIHO KANNO

素材の略号:WG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、GG=グリーンゴールド、G=ゴールド、SIL=シルバー、DIA=ダイヤモンド

otona MUSE 2025年9月号より

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37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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