「いろんなことを言われても結局幸せであるかが重要」【IKKO×梨花】が語る楽しく美しい年齢の重ね方

IKKOさんと梨花さんが語る楽しく美しい年齢の重ね方
確固たるスタイルを築き上げ、メディアを通じて常に新しい視点と笑顔を届けてくれるIKKOさん。梨花さんの熱烈なオファーにより、今回スペシャルな対談が実現しました。第一線を歩んできた2人だからこそ語れる、美容のこれまでとこれから。読むだけで前向きになれるようなヒントがいっぱいです。
Special Talk
今の自分を受け入れ、堂々と幸せに生きる選択を
梨花(以下R) とってもお久しぶりですね! 私がテレビの仕事をセーブするようになって、もう15年以上経ちますけど、初めてお会いしたのはいつだったか……。
IKKO(以下I) 多分20年以上前じゃないかな。梨花ちゃんは覚えていないかもしれないけれど、実は私がまだ裏方でヘアメイクをしていたころから、テレビ局のスタジオでお見かけしていたんですよ。
R そうなんですか!? 知らなかった(笑)。
I テレビのお仕事は5〜6年くらい一緒の時期があったはず。懐かしいですね。梨花ちゃん、全然変わらない!
R 被るといえば……今は被っているのはヘアスタイル! IKKOさんのボブ、すごく好きなんです。寄せたわけじゃないけれど、私も最近はずっとボブ。
I 本当だぁ! 私にとってこのボブは、人生の味方になってくれたような髪型なんですよ。年齢を重ねると、外見も内面もどう欠点をカバーしつつ、いい部分をどう活かせるかがすごく大事になると思うんです。例えば、20代では気にならなかった顎まわりのお肉だったり、フェイスラインを少しでもすっきり見せたかったり……。いろいろ出てくるでしょ?
R わかります(涙)。
I この髪型が、私にとってはネガティブをカバーできる心強い存在。そして外見だけでなく、環境も年齢とともに変わってきますよね。
R そうなんです。私はここ数年で“断捨離”を大事にするようになりました。不要なものを捨てるというだけじゃなくて、思考を整理する意味もあるんですよ。
I 梨花ちゃんがそう考えられるのは、どんなことにも一生懸命取り組んできたからだと思う。私の場合は、40代でテレビに出始めるようになったんだけど、とにかく日々忙しかった……。何気ない言葉や相手の表情に傷つくことも多くて、知らず知らず心に溜め込んでいたのね。ある日鏡を見たら、すごい目つきをしていて驚いたことがあったの。「これじゃダメだ!」と気づいて色々なことを整理してから、少しずつ自分らしい感覚を取り戻していけたんです。
photograph:MASAMICHI TOMITA[vale.] styling:SATOE MORIAI(IKKO) make-up:RYOSUKE YAMAGATA, YUUKO TAKABA (IKKO)
hair:AKIO MATSUMOTO(RINKA), YOSHIMI KIKUCHI(IKKO) make-up:MIKAKO KIKUCHI[TRON](RINKA) edit:HIROKA AMANO
otona MUSE 2025年11月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
EDITOR
37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。