「キラーチューンも増えて今後のステージに期待してもらえる一枚です」岩田剛典さん『SPACE COWBOY』発売

【NZメモ】イカやコウモリなど、パンチのきいたモチーフで人気のアイスクリームショップ「Giapo」。岩田さんが食べているこちらのアイス、実は抹茶味なんです。見た目は若干グロいですが、お味は最高とのこと。
―前作までと比べて環境的な変化などありましたか?
岩田 今年の年明けにレーベル移籍をしたんですが、それが自分のキャリアとしてはかなり大きなターニングポイントでもありました。移籍第一弾という意味でも、『SPACE COWBOY』は過去作との違いが現れていると思います。
今作には2月にリリースしたシングル「Phone Number」に収録されている3曲も収録されていますが、じつはこの時期は、まだ宇宙をテーマに考えて制作していたわけではなかったんですよ。自分を客観視して歌謡曲っぽい仕上がりになったんですが、アルバムとして並べてみると、すごく違和感なくハマったと感じています。
―おっしゃる通り、一枚を通しての統一感をキープしつつも、バラエティ豊かな内容になっています。特に冒頭の2曲には宇宙っぽさが感じられますね。
岩田 「ZERO GRAVITY」は無重力がテーマなので、アルバム1曲目しか考えられないなと。2曲目の「Reaching for Your Light」は特に曲順を決めていたわけではないんですが、ここに置くことでスペーシーに聴こえてくるなっていうのもあって、この並びになりましたね。冒頭で雰囲気が伝われば、『SPACE COWBOY』の世界観をしっかり伝えられるんじゃないかと思ったんです。

【NZメモ】「BURGER BURGER」にて、ボリュームたっぷりのKiwi Classic Burgerをガブリ。ニュージーランド産の牛肉100%のパティとたっぷりの野菜にトマトソース、チェダーチーズがオン。「肉肉しい!」by岩田さん。
レーベル移籍は大きなターニングポイント
―一方で、制作で悩んだ曲はありますか?
岩田 この1曲というわけじゃないんですけど、今回は特に作詞で悩むことが多かったです。というのも、自分のことを歌うとなると内容が似てきちゃったり、ワード・チョイスがかぶってきてしまう部分があって、そこは今後の課題ですね。
「Work It Out」はギリギリまで作業を詰めていきました。もともと全然違う曲だったんですけど、ライブを想定して考えると曲の立ち位置みたいなものがわからなくなってしまって、だったら全部変えちゃおうってことを作家さんと一緒に取り組みました。結果的に、望んだものに仕上がりました。
―では、全曲そうだと思いつつ、あえて思い出深い曲を挙げるならどれでしょう?
岩田 かなりチャレンジしたのは「CROWN」ですかね。この曲は、普段から自分が聴いているサウンド感にも近いんですが、とあるサバイバルオーディション番組に提供した曲でもあって。番組の一環で、ティーンの子たちの音源が自分よりも先に出ているんですよ。そういう意味でも、これまでにない試みになった曲になっています。他にも「時計」はめっちゃ歌謡曲なんですけど、これもアルバムだからこそできる表現ですし、みんなに歌ってもらえる曲になったんじゃないかと思うので、注目してほしいですね。
photo:SHORI AMANO
interview:RYO TAJIMA[DMRT]
EDITOR
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